自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、安倍派の事務総長を務めた松野博一前官房長官が「派閥の通帳すらほぼ見たことがなく、お金のことはわからない」と周囲に説明していることが関係者への取材でわかった。
幹部の「裏金システム」認識や関与を確認か
安倍派では、政治資金パーティーでノルマを超えて集めた分の収入を収支報告書に記載せず、議員にキックバックした疑いがあり、東京地検特捜部は、松野前長官ら安倍派の幹部に任意の事情聴取を要請している。

その後の関係者への取材で、派閥の事務総長を約2年間務めた松野前長官が、「派閥の通帳すらほぼ見たことがなく、お金のことはわからない」などと周囲に説明していることがわかった。

松野前長官や高木国対委員長、世耕前参院幹事長、萩生田政調会長ら幹部の聴取は、今週末にかけて行われる見通し。

特捜部は派閥が主導したとされる「裏金システム」について、幹部としての認識や関与を確認するものとみられる。
(「Live News days」12月22日放送)
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