13日に国会が閉会し、東京地検特捜部は、近く自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、強制捜査に乗り出す方針を固めた。一方、安倍派が2022年、実態を隠すために報告書への計上の方法を変えようとした疑いがあることがわかった。

安倍派は、政治資金パーティー収入の一部を議員側にキックバックし、組織的に裏金化していた疑いが持たれている。

その後の関係者への取材で、2022年開かれたパーティーのあと、派閥がキックバックした資金について、「派閥ではなく、議員個人が開いたパーティー収入として、収支報告書に記載してほしい」などと、議員側に要請した疑いがあることがわかった。

安倍派内でのそれまでの手口を問題視する声を受け、実態を隠そうと計上方法を変えようとした疑いがあるという。
特捜部は、14日の閣僚交代などの日程もふまえ、近く安倍派側への強制捜査に乗り出す方針。
(「Live News days」12月14日放送より)
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