今年もやってきた“年末大掃除”の季節。

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あなぶき興産が行った掃除に関するアンケートで、「掃除が面倒だと感じる場所」は、浴室とキッチンの換気扇が同率1位、3位に窓や網戸がランクインしました。

めざまし8はお掃除のプロに、面倒な掃除場所TOP3をやっつける、“匠の技”を伝授してもらいました!

大掃除の匠の技 〜浴室編〜

訪れたのは、4人の男の子を育てる、東京・大田区の佐藤さんのお宅。

さっそくお風呂場を見せてもらいました。佐藤さんは、浴室入り口のみぞや、鏡の“水あか”が気になるといいます。

これをピカピカにしてくれるのは、この道36年のお掃除職人きよきよさん!

毎日使う風呂場には、頑固なカビや、水あかがビッシリ。

まずは、なかなかとれないドア周りのしつこいカビに取りかかります。市販のカビ取り洗剤をかけて、放置すること約10分。

ここで匠が取り出したのは、100円ショップで買える園芸用の加圧式の霧吹きです!

シャワーでは思わぬところがぬれて、余計なところまで汚してしまう可能性がありますが、これを使えば高圧洗浄機のようにピンポイントに、こすることなくカビ取り洗剤ごと黒ずんだカビを流すことができます。

次に取りかかったのは、鏡の“水あか”。

お風呂用の酸性洗剤をかけて、スポンジで軽くこすり表面の皮脂汚れを落とした後、ゴム手袋をしたまま、鏡にクレンザーを手で塗り込んでいきます。

――ゴム手袋をしたまま?
お掃除職人きよきよさん:

スポンジとかでやると、せっかくの研磨剤が(スポンジに)入ってっちゃってあまり威力を発揮しないんです。(こするのは)ラップでもいいし同じことです。

あっというまに水あかが落ちて、美しい姿を取り戻しました。

大掃除の匠の技 〜キッチンの換気扇編〜

続いては、しつこい油汚れが面倒な「キッチンの換気扇」。

この場所をピカピカにしてくれる掃除のプロは、汚れ落とし研究家の茂木和哉さんです。

換気扇でも特に、掃除が面倒なファン部分。家主の佐藤さんは半年前に掃除したそうですが、それでも溝には油汚れがびっしり。

しかし、低コストかつ簡単にマネできる匠の技でまるで新品のようになるといいます。

汚れ落とし研究家 茂木和哉さん:
ペットボトルを幅約5mm、長さを8㎝ほどにカットします。それを楕円の輪っかにして、割り箸の先端にセロハンテープで固定するだけ!

汚れ落とし研究家 茂木和哉さん:
洗剤を使う前に、まずこのお手製アイテムでうまい具合に(ヒダのすき間に)入るんですよ。べったり油汚れとかガチガチに固まった油汚れがついていると、洗剤が本当に効いてくれないんですよ。落とせる汚れは物理的に。こそげ落とすように落とすと作業性が断然楽です。

ペットボトルとセロハンテープ、割り箸だけで作れる簡単な自作の“へら”で、ファンの汚れがみるみる落ちていきます。

ファンをまるごと洗うとなると、つけ置き用にファンが入るサイズのバケツを用意しなくてはいけません。しかし、匠はそんなもの必要ないといいます。

取り出したのは、どこにでもある段ボール。ファンが入る大きさである事を確認して、そこにポリ袋を2重にしてセットします。

これで新たにバケツを用意する必要も、ファンの汚れがついたバケツをもう一度掃除するする必要もありません!

段ボールの中のポリ袋に、50℃ほどのお湯と、台所洗剤を20gほど投入。

ファンを入れて、袋の口を輪ゴムで縛ってふたをしっかり締めました。つけ置きは時間20分程度だといいます。

水につけたまま、ポリ袋の中で残った汚れをキッチンペーパーで拭き取り、すすいで乾かせば、まるで新品のように蘇りました!

大掃除の匠の技 〜窓拭き編〜

浴室や、換気扇に続き、年末の大掃除で厄介なのは「窓ふき」。
一度水拭きしても、拭いた数分後には水滴が乾いて痕になっているなんてことありませんか?

しかし、お掃除職人きよきよさんの手にかかれば、こんなイライラもスッキリ解消できます。

スタジオで実践する横山ルリカ
スタジオで実践する横山ルリカ

手あかも落ちる台所用洗剤をつけて拭き掃除し汚れを落としたら、水拭きではなくアルコール消毒液で拭き取るんです!
水とは違ってアルコールはすぐに蒸発するため、あとが残らずピカピカに仕上がり、消毒にもなって衛生的。また、簡単な汚れは、アルコール消毒液で拭くだけでもOKということです。

皆さまも是非、今年の年末は“匠の技”を使って、楽しく緒お掃除しちゃいましょう!
(めざまし8 12月13日放送)