クリスマスを前に、にぎわうおもちゃ屋さん。
今年のトレンドは、驚きの仕掛けがあるおもちゃ、壁も天井も走れるリモコンカーなど、子供だけではなく、大人も驚くような“進化形おもちゃ”が人気を集めている。
そこで今回の「ココ調」は、子供も大人もハマる「進化形の最新おもちゃ」を調査する。

触ってお世話するデジタルペット

さっそく、都内のおもちゃ屋さん「博品館TOY PARK銀座本店」で、今SNSでバズっているおもちゃを発見。

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箱を開けると驚きの仕掛けがある「とびだせ!きゅーびっつ」6598円。
箱を開けると…

原田葵アナウンサー:
え?何ですか?すごいパタパタ動いています。

キャラクターが浮き出して見える、新感覚のデジタルペットおもちゃ。

女の子:
開けましたぁ。うわぁ!

SNSにも数多く動画が投稿され、総再生数は1200万回以上。

実際に手で触わるとキャラクターが反応したり、くるくる回すと一緒に回ったりなど、デジタルとリアルの融合が実現。

お世話すればするほどキャラクターが進化して育っていく。

父親:
めっちゃかわいいやん、これ

娘 :
ほんまや

「きゅーびっつ」に大ハマりしている、大阪在住の親子に話を聞いた。

父親:
やっていくうちに大人がハマってしまって。(子供と)いろいろとしゃべったり増えたりしますね

しかし、こんな場面も…

父親:
ちょっと貸して

娘:
待ってって!!

父親:
大人がやり出したら、返してほしいって言って

娘:
ダメダメダメダメ!ちょっとイラついた

父親:
イラついた…

おもちゃをオーブンに入れると大変身!

11月に発売され、「おもちゃ屋さんが選んだクリスマスおもちゃ2023」のバラエティ部門に入賞した、「ふわもちWow!パンビーナ」7678円。

博品館 広報室・堅田明宏係長:
こちらのオーブンで、“あるもの”を作ってもらいます

原田葵アナウンサー:
え?何ができるんですか?

中から出てきたのは、袋に入った2種類の粉。

まずは、この粉にお水を加えて混ぜてからこね、型に入れて形を作る。

そして、おもちゃのオーブンに入れる。
何ができるのだろうか?正解は…

原田葵アナウンサー:
うわ~、すごい!大きくなっている。ぬいぐるみですか?

「パンビーナ」というキャラクターのぬいぐるみが登場。実はこれ、「手品のようなおもちゃ」なのだ。
仕組みは明かせないが、オーブンからぬいぐるみが現れるサプライズが楽しめる商品だ。

誰でも簡単にインフルエンサー気分

進化し続ける「デジタルトイ」の中でも、12月7日に発売されたばかりのおもちゃが、「子どもや孫に贈りたいクリスマスおもちゃ2023」で、1位に輝いた「#バズゅCam」1万3200円。

SNS風の動画や画像を、撮影から編集まで簡単に楽しめるカメラ型のおもちゃだ。

テンプレートは豊富な60種類で、音楽も内蔵。

付属の緑色の布を設置すれば、背景を合成することも可能で、誰でも簡単にインフルエンサー気分になれる。

原田葵アナウンサーも「おどってみた動画」を撮ってみた。

他にも、自分の描いた絵で、「ブロック崩し」や「ラリーゲーム」など8種類のゲームを楽しめるデジタルトイも人気。

「ピクシケード ゲームメーカー:1600」3850円。

そして、「クッキングトイ」も驚きの進化!
職人が握ったようなプロ級の味わいに仕上げられる、その名も「究極のおにぎり」4378円!

作り方も簡単で、ケースにご飯と塩を入れて、レバーを倒すだけ。
30秒でフワフワおにぎりの完成。

そこで、毎日150個以上を握るおにぎり専門店「おにぎりcafe利さく」の店主に、その実力をチェックしてもらった。

おにぎりcafe利さく店主・吉江重昭さん:
ふんわり感は本当にあります。混ぜご飯でやると、またちょっと違った面白みがあるのかなとは思う。
お子さんが自分で握る、お母さんが自分で握る、おもちゃが握るで、食べ比べたりすると結構面白いんじゃないかなと思います

月に行くロボットで月面体験

そんな中、定番のおもちゃも進化している。

2023年初登場の“大人向けプラレール”「プラレール リアルクラス」7700円は、小田急ロマンスカーなど、人気の列車をリアルに表現。
「飾る楽しみ」と「走る楽しみ」の両方を実現した。

リモコンカー「Live Style Type-ZERO(SHARPER IMAGE)」8778円は、想像もしない動きをする。

男性:
うお~。すごいすごいすごい!

壁や天井も、どこでもスイスイ!
本体のプロペラが回転し、車体を抑えつけるような風を発生させることで、あらゆる角度での走行が可能。

そして、JAXAなどとの共同開発によって誕生したおもちゃもあった。

博品館 広報室・堅田明宏係長:
これは今、月に向かっているんです

超小型の月面探査ロボット「SORA-Q」。
2024年1月20日に月面着陸を予定し、搭載されたカメラで撮影するなどのミッションを行う。

そんな「SORA-Q」と同じサイズ、同じ動きを家庭で楽しめるおもちゃが発売。
2023年の「日本おもちゃ大賞」で特別賞を受賞した「SORA-Q Flagship Model」2万7500円。

原田葵アナウンサー:
おー!開いた!すごいすごい!このフロアを探索しているような感覚です。

ARを活用して、月面探査の疑似体験などができる。

原田葵アナウンサー:
あ、何だ?これは。月の上に軽部さんと清華さんがいます

月面風の記念写真もできる遊び方もあった。

最新のおもちゃは、大人も楽しめてハマるほどに進化している。
(「めざましテレビ」『ココ調』12月11日放送分より)