白昼の集合住宅で、24歳の女性が殺害された事件。
女性はつい最近も、逮捕された男からのDV被害を警察に相談していた。

24歳女性刺殺…6歳息子が現場に

6歳の息子と2人で暮らしていた24歳の会社員・田口朱音(あかね)さん。
知人の男に腹部を刺され死亡した。

逮捕されたのは、住所不定のアルバイト・吉直優一容疑者(36歳)。

事件が起きたのは7月12日午後1時すぎ、兵庫県姫路市の集合住宅。

近所に助けを求めたのは6歳の息子だった。

119番通報した男性:
お母さんが大変やと。お母さんが刺されて死にそうなんやと。

6歳の息子は凄惨な事件の現場に居合わせたとみられ、事件の状況について「お母さんが誰かに怒られていた」と話している。

息子に連れられて近所に住む男性が部屋に向かったところ、田口さんはベッドの上でもだえるようにしていたという。

119番通報した男性:
(搬送される時は)まだ意識はちょっとあった。ただ出血がやっぱり多かった。

近隣住民:
お子さん1人で、運ばれていく救急車の横に立っていた。

容疑者、逃走後出頭

田口さんは腹部を複数回刺され、病院で死亡が確認された。
部屋からは血の付いた刃物が見つかり、警察は殺人事件として捜査本部を設置。

そして、事件発生から約5時間後。
現場の姫路市から直線距離で約100キロ離れた、京都市内の警察署に吉直容疑者が出頭してきた。

吉直優一容疑者(36):
京都まで逃げました。包丁を使っておなかを刺したことは間違いありません。

犯行後、田口さんの車を使い、京都まで逃走していたという吉直容疑者。
田口さんとの間には、“男女間のトラブル”があったという。

過去に“DV被害”

6月9日、田口さんは「吉直容疑者に顔を殴られた」と警察に相談。

これを受け警察は逮捕状を取りましたが、田口さんが診断書を提出しなかったり被害届を取り下げたりしたため、吉直容疑者の逮捕に至らなかった。

兵庫県警は「相談対応については必要な措置を講じたが、結果的に被害者の命が救えなかったことは非常に残念です」と語り、殺害までの経緯や動機の解明を急いでいる。

(「Live News it!」7月13日放送分より)