熊本県内でインフルエンザの流行が急激に拡大していて、熊本県は「今シーズン初めて警報レベルを超えた」と発表し、過去最も早い時期の警報レベル超えとなった。
大流行の2009年と並ぶ最も早い警報超え
熊本県によると、11月26日までの1週間に、県内の80の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は、前の週から962人増えて3,138人となり、6週連続で増加した。

1医療機関当たりの患者報告数は39.23人で、警報レベルの基準である「30人」を2018年以来、5シーズンぶりに超えた。世界的に大流行した2009年シーズンと並び、過去最も早い時期の警報レベル超えだ。

年代別では10歳未満が1,572人、10代が906人で、10代以下が全体のほぼ8割を占めている。
熊本県「需要が増加し医薬品が不足」
熊本県は、「検査キットや抗インフルエンザ薬、咳(せき)止めなどの需要が増加し、医薬品が不足している」と指摘。

マスクの着用や手洗い、換気など基本的な感染防止対策を徹底するとともに、ワクチンの接種を呼びかけている。
(テレビ熊本)