「とおるくんの学校に行こう」と題された発表会で、山形・庄内町の小学生が自分たちで考えた町内の「観光プラン」を「とおるくん」に発表した。

未来に向けた“庄内町プラン”を練る

小学生に拍手で迎えられた「とおるくん」とは、庄内町の富樫透町長のこと。

「とおるくん」こと富樫透町長
「とおるくん」こと富樫透町長
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この発表会「とおるくんの学校に行こう」は、町の課題や未来について子どもたち目線の意見を募り、町政の参考にしようと、2023年度に初めて開かれた。

11月21日、余目第三小学校の6年生が6つの班に分かれ、総合的な学習の時間に考えた町内をめぐる「ツアー案」を披露した。

児童たちが作成した手書きのパンフレット
児童たちが作成した手書きのパンフレット

町民に馴染みが深い施設や名所に加え、知る人ぞ知る飲食店なども大胆に盛り込み、手書きのパンフレットで町長に提案していた。
また、それぞれの班が町への要望も行った。

児童たちは、「庄内町の特産品やコメを使った料理を販売する祭りを開催すると良い」「今は小さい子ども向けの施設や遊具しかない。小学校高学年から中学生向けの遊具がほしい」など、町への要望を話し、「とおるくん」こと富樫町長は、小学生目線の自由で前向きな意見を、時折メモをとりながら聞いていた。

児童たちは、「緊張で足が震えたが、落ち着いて話せた」「町長は身長が高いなと思った。町に街灯を増やしてほしい」などと無事、発表できたことに安堵していた。

子どもたちから学ぶ“新たな視点”

庄内町・富樫透町長:
素晴らしい、よく町を見ている。新しい観光資源のルートとして使えるかなと参考になった。非常に良い機会になった。

富樫町長は今後、1年に1校程度ずつ町内の小・中学校を訪れ、子どもたちから貴重な意見を聞くという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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