サッカーJ2・モンテディオ山形の渡邉晋監督が、J1昇格をかけた強敵・清水エスパルスとのプレーオフ初戦が迫る中、大一番への決意を語った。
プレーオフ初戦に向けて監督が語る
清水エスパルスとのプレーオフ初戦を控えるモンテディオ山形。

11月21日はプレーオフ前最後の公開練習とあって、100人を超えるサポーターが見守る中、清水エスパルスを意識した攻撃と守備、それぞれの動きを確認した。
渡邉晋監督:
清水は個々の能力が非常に高く、それが融合されるとさらにパワーを増してくるチームであることは間違いない。

J2の中でも抜きんでた「個の力」を擁する清水エスパルスと、モンテディオ山形の今シーズンの対戦成績は1勝1敗。今回は引き分けが許されないモンテディオ山形だが、渡邉監督は「戦い方はある」と話す。

渡邉晋監督:
サッカーは1人でやるスポーツではないので、我々は束になってかかればいい。1人で抑えられないなら2人で抑えればいい。連携・連動も含め、これまで我々は戦ってきたので「我々の良さ」を出せれば、清水はしっかりと戦える相手だと思う。
チーム一丸でJ2からJ1へ
渡邉監督に代わってからのモンテディオ山形は、ボールを奪ったあと手数をかけず、相手の守備が整う前に前線の選手に素早くつなげてゴールを奪う戦い方が持ち味の一つ。
シーズンを通して磨きをかけてきた戦い方ができるかどうかが、勝負のカギとなりそうだ。

GK1・後藤雅明選手:
本当に隙を与えたら「個の質」で得点まで結び付けてくる力がある。自分たちは隙を与えてはいけないし、勇気をもってアグレッシブに挑むだけ。

FW9・デラトーレ選手:
チームの勢いのままに、ゴールを決めるチャンスがあれば確実に決めてチームに貢献したい。

渡邉晋監督:
我々のストーリーには続きがある。最後の空白の2ページは我々だけでなく、ここまで一緒に戦って走ってくれたみなさんと一緒に書き記さなければならない。それをしっかりと書き記して、最高のエンディングを迎えられるようにしたいと思う。

プレーオフは、11月25日にモンテディオ山形と清水エスパルスが対戦、26日に3位の東京ヴェルディと6位のジェフユナイテッド市原・千葉が対戦する。
それぞれ勝ったチームが12月2日の決勝を戦い、勝ったチームがJ1昇格となる。
(さくらんぼテレビ)