熊本県天草市の世界文化遺産・﨑津集落にある、国内でもめずらしい畳敷きの﨑津教会。さらに、漁村の入り江にはマリア像があり、夕暮れ時になると、夕日とマリア像が重なる姿が見られる。

めずらしい畳敷きの﨑津教会

熊本県天草市にある世界文化遺産、﨑津集落。

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そこに、シンボルとなっている建物がある。

1934年(昭和9年)に再建された「﨑津教会」だ。潜伏キリシタンたちが身を寄せた、国内でもめずらしい、畳敷きの教会。

幕府の厳しい弾圧に耐え、静かに信仰を守り続けた漁村。その入り江に、マリア像がたたずんでいた。

黒い衣をまとい祈るマリア像

夕暮れ時、マリア像の真っ白いその姿が一変する。

マリア像が夕日にすっぽりと収まる
マリア像が夕日にすっぽりと収まる

ゆっくりと沈んでいく夕日。マリア像が徐々に重なり、すっぽりと収まった。

黒い衣をまとい、鎮魂の祈りをささげているかのようだ。

集まった人たちは「きれいだ…」「なんかありがたいわ。きれいやね…」と、思わずつぶやいた。

夕日の絶景スポットが多い天草の海岸。中でも、﨑津集落など8カ所が「天草夕陽八景」に選ばれている。
(「イット!」 11月7日放送より)

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