30日、岩手県でカラスにつつかれているシカの姿が撮影された。
撮影した人は、「エステのような感じで、気持ちよさそうな姿だった」と話した。
8月には、奈良公園でカラスがシカのツノの皮を引っ張り、はがした皮を食べる姿が撮影されていた。
カラスがシカを突っつく
30日、岩手県内の草むらに野生のシカが座っている。

よく見ると、顔の横と体の上にカラスの姿があった。カラスは、シカを突っついている。
1羽が顔を突っつくと、シカは少し顔を離したが、追い払ったりはしなかった。

撮影した人いわく、この辺りにはシカがよく現れるそうで、9日に庭に入ってきた時には、自宅のネコと見つめ合うこともあった。
今回も、同じシカではないかということだ。
カラスとシカをめぐっては、別の場所でも似たようなことがあった。

8月、奈良公園で撮影された映像では、カラスがシカのツノの皮を引っ張り、はがした皮を食べてしまった様子が収められていた。
この時もシカは嫌がることなく、されるがままだった。
専門家によると、シカは本来、皮を樹木や地面にこすりつけて自分ではぐという。
カラスはダニ取りをしていた
しかし、カラスがはいでくれるのなら、シカにとっても好都合。

今回、撮影した人は「カラスが上に乗り、多分ダニ取りをしていた。(シカは)目をつぶってつつかれるままだった。エステのような感じで気持ちよさそう」と話した。
カラスとシカは、ウィンウィンな関係なのかもしれない。
(「イット!」 10月31日放送より)
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