日本大学アメフト部の薬物事件をめぐり、2022年に大麻使用について部員から複数の証言が出ていたにもかかわらず、部の指導者がそれを伏せて、「大麻使用は認められなかった」と保護者に報告していたことがわかった。
ヒアリング調査で部員から複数の証言
FNNが入手した日大の内部資料によると、2022年10月29日、保護者3人から監督やコーチ11人に寮内での大麻使用について調査するよう依頼があり、指導者が部員全員にヒアリング調査を始めたという。

10月31日には、ある部員が「部員が先輩と寮内で大麻を吸ったと話しているのを別の部員から聞いた」と証言したのに加え、別の部員が「大麻を吸った」と自己申告したことも記載されている。
さらに12月1日には、警視庁から2022年5月と11月にも日大アメフト部での大麻使用に関する通報があったと指摘されていた。

しかし監督ら、部の指導者は12月11日に行った保護者会ではヒアリングの過程でわかってきた大麻使用についての部員の証言について伏せたうえ、「大麻使用は認められなかった」と報告していた。

日大の第三者委員会は、午後4時から調査した結果について会見を行う。
(「Live News days」10月31日放送より)