東京都港区の神社で27日、ごみ箱をあさるアライグマの姿が撮影された。

目撃された場所は、過去にまだアライグマが捕獲がされていない場所で、都内で生息域を拡大している。

神社にごみ箱をあさるアライグマ出現

27日、まだ暗い午前4時ごろの東京都港区。

JR浜松町駅のそばにある神社から、物音が聞こえる。

神社のごみ箱をあさるアライグマ(FNN投稿サイト「ビデオPost」撮影:松田亮雄さん)
神社のごみ箱をあさるアライグマ(FNN投稿サイト「ビデオPost」撮影:松田亮雄さん)
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カメラで撮影しながら近づくと、そこにいたのは、ごみ箱をあさる茶色い動物。

さらに近づくと、カメラの方をちらりと見た。
しましまのしっぽをした、“アライグマ”だ。

アライグマは、少しこちらを気にしつつ、両手を使い、何かをほおばっている。

撮影した人は、「かわいくて触ってみようかと。調べたらアライグマは結構凶暴だと…」と話した。

アライグマは、生態系を乱す特定外来生物だ。

このところ、都内における目撃が相次いでいる。

都内でどんどん生息域を拡大

しかし、今回はあることが珍しかった。

東京都が出した「アライグマの捕獲分布」では、11年前(平成24年度)と3年前(令和2年度)を比べると、都心に生息域を広げていることがわかる。

今回見られたのは、海からわずか500mの場所だった。

分布を見ると、捕獲数は0だ。

どんどん生息域を拡大する、アライグマ。
次は、あなたの街に現れるかもしれない。
(「イット!」 10月27日放送より)

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