10月17日、高級ブランドが立ち並ぶセレブ・東京都銀座に、初めて低価格スーパー「オーケー」が誕生した。人気の激安弁当や銀座という場所を意識したピザを販売しており、オープン時の店内は、大にぎわい。
そこで今回の「ココ調」は、オープン初日から3日間、来店するお客さんは何を買うのか?調査した。
「冷蔵庫感覚」で手軽に通える
東京都銀座に初めて誕生したディスカウントスーパー「オーケー 銀座店」。
オープン日には、平日の朝にもかかわらず70人以上が並び、開店すると同時に店内はお客さんで大にぎわい。
オーケー株式会社 銀座店 センター長・小林陽介さん:
銀座という一等地に出店させていただいていますけど、他店舗と同じ売価です。
売場面積600坪以上の広い店内には、生鮮食品やお総菜、ベーカリーなど様々な商品が目白押し。
徒歩2分の銀座駅以外にも、有楽町駅や東京駅からも近い大型スーパーだ。
訪れた人は、「銀座はこういう店はずっとなかったので、これはすごいとか思って寄りました」と話していた。
さっそくにぎわう店内で調査開始!
70代:
中央区なかなかないんですよ。安くて数がそろっているスーパーは。おすしは今まではデパ地下で買っていたけど(この店の方が)安いです。
「パクチーの生春巻き」430円を購入した夫婦はこう話していた。
50代:
パクチー大好きなので、売っているの見たことないなと思って。
50代:
ほぼ食料品はここなので、毎日来ちゃうと思う。冷蔵庫感覚というか。
こういうお総菜を買えるので、ちょっとしたお食事したいねとなったときに買ってきて、お皿に並べたら、ちょっとしたお食事をお客さんとできます。
何十年も銀座に通っているという主婦のお2人は、低価格スーパーが銀座にできたことについてこう話していた。
何十年も銀座に通っているという主婦:
びっくりしました。このようなものができるなんて。画期的な感じ。
想像してこなかったよね。ちょっと気持ちを整えてもう一回来ます。きょうもう無理!
特徴1 銀座店限定の商品
オーケー銀座店には、一体どのような特徴があるのだろうか。
買い物客151人を調査した。
フロアの中で最もお客さんが集中する、お弁当やお総菜がある「総菜コーナー」。
多くの種類を取りそろえていて、お客さんが途切れない。
すき焼き弁当を買った人は、「いつも行っているオーケーでは見ない。銀座だからあるのかなと思って」と話していた。
そう、特徴1つ目は銀座店限定の商品だ。
アメリカ産牛の希少部位・トモサンカクを使用した「ローストビーフ重」646円や、A5等級リブロース肉を使った「和牛すきやき弁当」1078円。
さらに、オーケー人気シリーズの手作りピザ「きのことベーコンのトリュフソースピザ」787円。
ここでは、限定商品トリュフソースのピザを販売している。
その他に、通常よりも分厚く切ったサケのお弁当「The鮭弁当」430円に、
大きいエビのみを使用した「大海老天重(海老天2本入り)」646円も販売している。
これらは、近隣のデパートや専門店を意識し、銀座ブランドをより感じられる商品として開発されている。
特徴2 近隣の会社員が来店
2つ目の特徴は「客層」。
店内をウォッチングしていると、スーツを着た人がお弁当を見ていた。
30代・会社員:
銀座でランチだと1000円以上は大体いっちゃうと思うんですけど、とてもオーケーさん、お弁当類リーズナブルなので。
20代:会社員:
(オーケーで)お弁当を買って、会社でみんなで食べることが増えそうです。
20代・会社員:
仕事の話とかもたくさんできるかなと思いますし、いいアイデアが出るかなというふうに思いますね。
「ココ調」が調べたところ、住宅街にある亀戸店では、近くの職場から来るお客さんの割合が9.6%だったのに対し、銀座店は41.8%のお客さんが近くの職場から来店。
また、そんなお客さんのために、地下2階フロアのレジは全てセルフレジ。忙しい人がサッと買えるように、お会計の回転率を上げる工夫もされている。
そして、店内には外国人のお客さんもいて、外国人旅行客の多さも銀座店ならではだ。
ーー何を買いますか?
フランスからの観光客:
大福。ここは低価格のスーパーでいいですね。銀座の他のお店は高いから。
特徴3 購入点数は少なめ、総菜が人気
特徴3つ目は「購入する商品点数」。
女性:
きょうは電車で来ました。ただ、持って帰るのがちょっと大変かなというのはある。
女性:
近いとはいえ電車に乗るから、買いすぎないように一袋だけ持ってきました。エコバッグ。
買った商品数を他店舗と比べてみると、亀戸店では1人あたり平均22点に対し、銀座店では平均5.8点(ココ調しらべ)。
多くのお客さんが電車で来ているため、持ち帰りやすい数だけ買っているようだ。
さらに、購入する商品にも違いがあった。
亀戸店では生鮮食品が最も売れるのに対し、銀座店ではお弁当・お総菜がトップ。
番組で調べたところ、オープン日から3日間で最も売れたお弁当は、コスパ最強322円の「ロースカツ重」だった。
店内は広くたくさんの商品が販売されているため、ぜひ皆さんも行ってみてはいかがだろうか。
(「めざましテレビ」『ココ調』10月23日放送分より)