ヒラリー・クリントン米元国務長官は22日までに、東京都内でフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」の単独インタビューに応じた。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマス指導者の「抹殺が必要だ」と訴えた。また、ウクライナへの侵攻で制裁を受けているロシアが「中国への依存を強めている」とロシアの苦境を指摘し、「中国がロシアを従属国にしようとしている」との認識を示した。
クリントン氏は高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問として来日した。
以下、インタビューの全文を掲載する。
松山俊行キャスター(以下松山キャスター):お越しいただきありがとうございます。お越しいただけて非常に光栄です。素晴らしい機会を得られたことに感謝します。
ヒラリー・クリントン元国務長官:
ありがとうございます。
高松宮殿下記念世界文化賞
松山キャスター:
では、『高松宮殿下記念世界文化賞』についての質問から始めたいと思います。国際社会におけるアートの重要性をどのようにお考えですか。また、世界の安全を守るためにアートはどのような役割を果たすことができるでしょうか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
これは非常に重要な質問だと思います。高松宮殿下記念世界文化賞は、世界中のアートやアーティストの功績を認める重要な活動です。日本美術協会がこの賞を始めたことは称賛に値します。なぜなら、私たちは、今、これまで以上に、私たちを隔てるものよりも、私たちに共通するものの方がはるかに多いことを認識する必要があるからです。しかし、もし私たちが協力せず、お互いをもっと理解し合うことができなければ、今日私たちが世界で目にしているような問題を抱え続けることになるでしょう。芸術は人々をひとつにし、経験を共有する素晴らしい手段です。この非常に重要な取り組みに参加できることを、私は、本当に嬉しく思います。
松山キャスター:今、国際社会はウクライナの危機やイスラエルとハマスの(衝突の)危機など、非常に深刻な危機に直面しています。そのような問題の解決に、アートは何らかの役割を果たすことができると思いますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:アートがそのような問題を解決できるかどうかはわかりません。今、我々が目の当たりにしているのは、非常に根深い、とても危険な戦争、紛争、テロリズムです。しかし、芸術が、ウクライナや中東の人々が今経験している恐怖、憎しみ、苦しみといったつらい気持ちを和らげることができるのは確かだと思います。
ですから私は、そのような心の痛みや苦しみを和らげようとする理解を人々にもたらすような、何かしらのきっかけ、何かしらの光が差し込むことを願っています。もちろん、ウクライナでの戦争が、プーチン大統領のロシアによる違法で残忍なウクライナ侵攻によって始まったものである以上、それは非常に困難なことです。そして中東でのこの最近のできごとは、イスラエルへの恐ろしいテロ攻撃によって始まりました。私は、人々が戦争を終わらせる方法を見つけることを願っています。しかし、それが見つかるまでは、我々は、自由や芸術に反映されている価値観を守らなければなりません。
イスラエル・ガザ地区について
松山キャスター:
イスラエルで起きた恐ろしいテロ攻撃に言及されましたが、イスラエルとガザ地区の状況は日に日に深刻になっています。そして今、イスラエル軍が地上作戦を開始しようとしていると言われています。バイデン大統領はその地域を訪問しようとしています。イスラエルとハマスの緊張を和らげるために、アメリカが果たすべき役割をどのようにお考えですか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
イスラエルとハマスの間の緊張を和らげることができるかどうかはわかりません。ハマス はイスラエル国内で野蛮な攻撃を行ったテロ組織で、国家ではありません。彼らは100人以上を誘拐してガザに連れ去り、人質に取りました。ハマスとの和解の余地はないと思います。ガザの人々、パレスチナの人々、そしてイスラエルの人々の平和を実現するためには、ハマスの指導者を追い詰めて、抹殺しなければならないと思います。アメリカは長い間、中東の紛争の平和的解決のために努力してきました。私の夫は、もう少しで二国家解決へ向けた合意を取り付ける寸前でしたが、結局、パレスチナ側がノーと言ったのです。2000年当時、イスラエル政府は非常に広範で寛大な提案をしました。イスラエルが計画しているハマスに対する非常に強力な措置によって、この最新の危機が解決されれば、ハマスのメンバーではない、暴力的ではない、残りのすべてのパレスチナ人は、将来、より良い生活を与えてくれる指導者を得ることができると思います。
松山キャスター:
今日、日本政府はガザの人々に、1000万ドルの人道支援を送ることを決定しました。日本は、イスラエルとも、パレスチナ人を含むアラブ諸国とも、非常に独特な関係にあります。この状況に対して、日本が何らかの役割を果たせると思いますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
まず、日本が人道支援に積極的であることに感謝しています。ご存知のように、アメリカは、人道回廊を開設して、ハマスに生活を厳しく支配されているガザ北部から脱出しようとしている人々に避難場所を提供しようと努力しています。
日本は、ガザの人々を助けたいと言って、大きな人道的配慮を示しています。他の国や国際機関の努力とそれが組み合わさることで、今後、それが非常に大きな助けとなるのです。ハマスがイスラエルにもたらした非常に深刻な脅威に対処しなければなりません。どんな国でも、その脅威をなくすために対処するでしょう。かつ、人道被害や民間の被害を最小限に抑える方法でそれが行われることを願います。日本は、それを成し遂げるための非常に重要な役割を担っています。
ウクライナとロシア
松山キャスター:
ウクライナへの支援に話を移します。現在、アメリカは、議会下院で大きな混乱が起きているため、ウクライナへ武器を供給し続ける方策を見つけるのに苦労しています。今後、アメリカのウクライナ支援はどうなっていくと思いますか?縮小していくのでしょうか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
私はそうは思いません。議会は、今後もバイデン政権のウクライナに対する援助を支持していくでしょう。下院の次期議長が誰になるかで主導権争いが起きていますが、誰が議長になっても、ウクライナとイスラエルへの援助拡大には賛成するでしょう。
松山キャスター:
日本の役割はどうですか?日本はウクライナをこれまでと同じレベルで支援し続けるべきだと思いますか、それとももっと支援を拡大すべきだと思いますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
ウクライナはあらゆる支援を必要としています。あなたの国も、私の国も、ウクライナを支援している他の国も、正しい側につくために闘わなければなりません。日本がウクライナに多大な援助をしていることは知っています。今後もそれが継続されることを願っています。彼らはロシアからの攻撃を受けながら、また冬を迎えることになります。
明かりを灯し、暖房をつけ、エネルギーを供給し続けるためにできることは何でもしなければなりません。日本はこの1年半、この分野で非常に寛大な支援を行ってきました。私たち全員がウクライナを支援し続けるべきだと思います。ウクライナはロシアに侵略されることを望んだわけではありません。これは、ヨーロッパにロシア帝国を復活させたいという思いにウラジーミル・プーチン大統領が憑りつかれているから起きていることです。彼を止める必要があります。私は日本で駐日アメリカ大使が開いたイベントで、何人も大使たちと話をしました。私たちはそういったたくさんの問題について話をしました。文字通りすべての大陸の大使たちが、中東とウクライナの問題を明らかに懸念していました。しかし、特に、ヨーロッパ各国の大使たちは、プーチン大統領がウクライナだけで(領土拡大を)満足することがないということを知っているのです。
我々はプーチン大統領を止めて押し戻し、ウクライナから彼を追い出さなければなりません。そのためには、我々、全員が協力する必要があります。
中国について
松山キャスター:
プーチン大統領は、今、一帯一路フォーラムで中国の習近平国家主席と会うために北京を訪れています。プーチン氏が国外に出るのは非常に珍しいことですが、中国とロシアが最近ますます接近している状況をどのように見ていますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
私には、ロシアがますます中国に依存しているように見えます。ロシアは資金援助や武器供与などの習近平国家主席の支援が必要だから中国に近づいているのです。さまざまな理由から、これは彼らにとって非常に難しい関係だと思います。
制裁で経済が制限され、軍事的にも成功していないため、ロシアはますます依存し、イランや中国に支援を求めています。そして、ロシアは〈イランや中国からの〉支援を受けていると思います。しかし、中国は多くの見返りを求めることでしょう。中国はロシアを従属国にしようとしているのです。ロシアの長期的な計画は、中国に依存することではないと思います。しかし、ロシア軍の失敗が、習近平国家主席の攻撃の計画、特に台湾に関する計画を減速させた可能性があると思います。
松山キャスター:
台湾との関係に触れられましたが、台湾海峡の危機は、この地域では非常に深刻な懸念となっています。台湾海峡の危機は、どの程度差し迫った問題だとお考えですか?国防総省の高官の中には、2、3年以内に起きるだろうと言った人もいます。あなたも同じような感触をお持ちですか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
私が知っているのは、習近平国家主席が何を言ったかということだけです。彼は台湾を中国に再統一するといっています。それはどういう意味なのか?それは、友好的な政府を手に入れるために、政治的プロセスを通じて取り組むということなのか?サイバー攻撃なのか?海上封鎖を意味するのか?侵略を意味するのか?私たちにはわかりません。しかし、我々は、習近平国家主席の言葉を無視するわけにはいきません。彼は台湾に対して何かしらの動きに出るつもりです。この地域や全世界が、中国に、それは間違っているという強いメッセージを送る必要があります。ウクライナのことを考えれば、ロシアは自分たちの軍隊は非常に強いと思っていた。中国も自分たちの軍隊は非常に強いと思っている。しかし、結局、ロシアの軍隊はウクライナの防衛隊にかなわなかったのです。それを考えれば、習近平国家主席も、自分たちの軍隊にどれほど確信が持てるのかと自問せざるを得ないでしょう。彼らは多額の投資を行いました。かなり強大となりましたが、戦う準備が本当にできているのかどうか、彼には分りようがありません。彼はロシアに対する経済制裁を目の当たりにして考えているでしょう。
世界はロシアの石油やガスに制裁を科していますが、中国経済はすでに苦境に立たされています。世界の制裁対象となる中国製品はほかにもたくさんあります。ウクライナ侵攻、特にプーチン大統領が1週間で勝てると確信していたことが、習近平国家主席のスケジュールを遅らせていると思います。ですから、日本やアメリカ、その他の国々は、中国との平和的な関係を望んでいるということを明確にする必要があると思います。
我々は競争があってもいいと思っています。ビジネスなどをめぐる競争があるのは健全なことです。それは悪いことではありません。しかし、我々は、習近平国家主席が中国をアジアの紛争へと導くことは防ぎたい。なぜなら、プーチン大統領や習近平国家主席のように、指導者が終身トップの地位にとどまることに決めると、非常に野心的になります。プーチン大統領の場合、その野望はウクライナだけにとどまりません。中国の場合は、台湾だけにとどまりません。中国の場合、彼らはひとつの地域を支配したいという圧倒的な欲望を持つようになるのです。日本、アメリカ、韓国、オーストラリアなどが協力して、習近平国家主席にアジア地域は団結しているという明確なメッセージを送るのは非常に重要なことです。
松山キャスター:
あなたがおっしゃったように、アジア諸国は中国の脅威に対抗するために新たな枠組みを作ろうとしています。例えば、先日キャンプ・デービッドで行われた日米韓3か国会談では、現状変更となる、中国のいかなる一方的な行為にも反対することで合意しました。また、毎年、合同軍事演習を行うことも合意しました。では、この日米韓の枠組みがもたらすこの効果をどのようにお考えですか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
とても重要なことだと思います。日本も韓国もアメリカの同盟国です。我々は両国との関係を重視しています。そして、我々が今、この三国間関係にあるという事実が、この絆をより強固なものにしています。このおかげで合同で計画することができ、防衛を考える際にも、中国の企みを考える際にも、日本と韓国のニーズの違いを理解することができるのです。
日韓両国が、中国を抑止し、中国からの脅威に対処するために協力することを決めたのは、実に賢明で、戦略的な決断だったと思います。そしてそれは、この地域における中国に対するわれわれの立場を強化するものだと思います。
松山キャスター:
中国は水産物の輸入について日本に圧力をかけています。日本が処理水の海洋放出を決めたからです。国際原子力機関(IAEA)も、日本の処理水の海洋放出は安全であり、安全性を示す良い証拠もあると結論づけました。しかし、中国はその決定に反対しています。そして今、中国は日本の水産物の輸入を全面的に停止しています。中国のこの強い反応をどう見ていますか?日本はこの問題をどう解決するべきだと思いますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
プロパガンダの策略だと思います。私が知っている科学やIAEAの結論からすると、日本は非常に慎重かつ綿密に分析を行い、この方法を考えました。私が聞いたところでは、これは、同じような問題に直面するかもしれない他の国々にとってのひとつのモデルになるだろうということです。中国は、この問題を本当に心配しているわけではない、というのが私の見方です。中国の関心事は、政治的に日本を攻撃することです。ですから、日本は、自分たちがやると結論づけたことについての立場をしっかりと守り、他の市場を探すべきだと思います。私は、駐日アメリカ大使が、日本と協力して、日本からもっと魚を買おうとしていることを知っています。
また、中国沿岸にある原子力発電所が、科学的に安全な方法で排水を行っていないという証拠もあります。中国の狙いは、日本が行ってきた努力から人々の注意をそらし、日本の行動をコントロールすることです。自分たちが、やる必要があることでさえやっていないからです。
実際、もし中国が環境を心配し、海の中で起きていること、特に魚のことを心配しているのだとしたら、彼らは日本に来て、中国沿岸の原子力発電所からの排水をより安全なものにするために協力してほしいと言うでしょう。でも、彼らはそうしていない。彼らにとっては、それは科学的な問題ではなく、政治的な問題だからです。
松山キャスター:
では、中国経済と欧米諸国のデカップリングについてお聞きします。日本は今、半導体製造装置などハイテク製品の中国への輸出を制限しています。これはアメリカ政府の要請によるものです。日本、オランダ、アメリカは足並みをそろえています。このようなデカップリング政策は成果をあげていると思いますか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
まだわかりません。対応はまだ始まったばかりですから。なぜアメリカが先端技術の中国への輸出を制限しようとしているのかは理解できます。中国は多くの技術を取り入れ、それを使って自国民をコントロールする監視国家を作り上げました。それによって、思想や言論の自由が制限され、中国政府に対する正当な質問をすることもできないのだと思います。
中国は、テクノロジーを利用して自国民を抑圧したり、軍備を増強したり、日本やアメリカ、そして世界の他の国々に脅威を与えたりする可能性がありますので、中国への高度先進技術の輸出を制限したり、阻止したりするのは理にかなったことだと思います。しかし、ほかの多くの貿易製品が、なぜデカップリングの対象となるのかはわかりません。
中国は経済が停滞しているので、経済活動が必要です。若者の失業率も高いです。我々は中国との貿易を望んでいますが、我々を脅かさないような貿易が望ましい。彼らは、我々が売ったものを我々に対抗する形で使いますから。だから、今、ハイテク製品の輸出を制限するのは正しい考えだと思います。
日本のジェンダーギャップ
松山キャスター:
では次に、日本社会へのアドバイスをお願いします。世界経済フォーラムのグローバル・ジェンダー・ギャップ指数では、日本は146カ国中125位でした。例えば政治の分野では、女性政治家の数は非常に少なく、女性の副大臣も政務官もいない。では、この問題を解決するために、日本はどのようなステップを踏むべきだと思いますか?また、日本で「クオータ制」を採用するのはどうでしょうか。
ヒラリー・クリントン元国務長官:
私は、日本の女性がもっと容易に政治の最高レベルで貢献できるようになるべきだという点で、日本はつまずいていると思っています。男女平等の問題は、日本では何年も前から議論されてきたことです。私は安倍元首相と生前、この問題について話したことを覚えています。彼は、もし日本があらゆる才能を活用しなければ、日本が急速に成長することもないし、飛躍することもないだろう、と認識していました。
人口の半分は女性です。日本は女性の教育水準が高く、能力が高い。私が知っている政府、政界、学界、企業で活躍する日本人女性は皆、非常に素晴らしい。それなのに、なぜ自分にハンディキャップを課すのですか?つまり、私にとって、自分が関心を持っている議論でもあります。女性、特に若い女性だけでなく、すべての女性に、自分のスキルや勤労意欲に応じて、自分の願望を実現するチャンスを与えることは、単にいいことだというだけではないのです。
しかし、それは日本にとって賢明なことです。日本がデフレから脱却しつつあることは誰もが知っています。これからはもっと革新的で活力ある経済の未来が待っています。政治とビジネスの両分野において、障壁を取り払うことは日本にとって本当に有益なことです。だから、クオータ制について言うならば、与党である自民党は、できるだけ多くの賢くて有能な女性を、できるだけ多くの高い地位に配置するよう尽力すべきだと思います。
企業などにとっても同じでしょう。多様な集団がより良い決断を下すのですから。様々な年齢、男女、様々なバックグラウンドの人々が混在することで、この先の日本がどのような国になり得るのか、より良い意思決定ができるのです。女性のための門戸を広げるという話が現実のものになることを期待しています。だって、そのほうが日本にとって本当に有益なことだと思うからです。
大統領選出馬の意向は?
松山キャスター:
この質問は何度もされていると思いますが、来るアメリカ大統領選挙についてお聞きします。アメリカの今後4年間の鍵となるのは何だと思いますか?また、バイデン大統領の再選についてはどのようにお考えですか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
バイデン大統領は再選されると思います。彼の実績、リーダーシップがトランプ氏の4年間の後、国を安定させました。彼は多くのことを成し遂げてきました。インフラを再構築し、先進的な製造業、特に半導体の分野で再びアメリカを位置づけ、クリーンエネルギーへの迅速な移行を進めています。
バイデン大統領が議会を通過させたアジェンダのおかげで、現在多くの経済活動が進行中です。トランプ氏が再び共和党の候補者になり、そしてバイデン大統領が彼を破り、再選されると信じています。彼は再選に値します。
松山キャスター:
副大統領候補として出馬するつもりはないのですか?
ヒラリー・クリントン元国務長官:
いいえ、ありません。
バイデン大統領とハリス副大統領を支えるつもりです。
松山キャスター:
大統領選には?
ヒラリー・クリントン:
いいえ、私は大統領選に出馬するつもりはありません。
米中首脳会談について
松山キャスター:
では、バイデン大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談が予定されていますが、どのようなことが予想されますか?バイデン大統領は「11月に(米中首脳会談の)可能性がある」と述べましたが。
ヒラリー・クリントン元国務長官:
可能性があります。ご存知のように、彼らはサンフランシスコでの開催を望んでいます。緊張が和らぐことを期待しています。バイデン大統領と習主席の間に親密な関係が生まれ、両国が直面するいくつかの課題について、よりオープンな会話ができるようになるでしょう。私はそう望んでいます。直接顔を合わせる会談は大事です。相手が何を考えているかを知ることができるし、問題を提示し、それに対する反応を探ることができるからです。今度の首脳会談でもそうなることを願っています。
松山キャスター:
時間切れですね。素晴らしい機会を与えていただきありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしています。
ヒラリー・クリントン元国務長官:
ありがとうございました。
松山キャスター:
ありがとうございました。
ヒラリー・クリントン元国務長官:
ありがとうございます。
以下インタビュー内容を英文でも記す。
“Leadership of Hamas has to be eliminated”“China turning Russia into dependent nation”Hillary Clinton Says
Former U.S. Secretary of State Hillary Clinton gave an exclusive interview to Fuji Television's "Sunday News THE PRIME" in Tokyo by October 22. She called for the "elimination" of the leader of Hamas, the Islamic organization that effectively controls the Palestinian territory of Gaza. She also pointed out Russia's predicament, saying that Russia, which is under sanctions for its invasion of Ukraine, "is becoming more dependent on China," and that "China is trying to make Russia a dependent nation. Clinton was in Japan as an international advisor to The Praemium Imperiale.
Below are the details of the interview.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Thank you for coming here. It's a great honor to have you here. Thank you for giving us such a great opportunity Madam Secretary
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Thank you
About The Praemium Imperiale
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME"
Let me begin with the question about the Praemium Imperiale. How do you see the importance of art in the international society and what role do you think art can play to keep the world safety?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, Toshi, it's a really important question. And the premium imperial is such an important way of recognizing art and artists from around the world. I really commend the Japan Art Association for starting this prize because now more than ever, we need to recognize ways that we have so much more in common than separates us. And yet, if we don't work together and understand each other better, we will continue to have problems like the ones we're seeing in the world today.
The arts are an excellent way of bringing people together, having them share common experiences. And I really am delighted to be part of this very significant effort.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Now the international society is facing a very serious crisis, such as the crisis in Ukraine and also crisis in Israel and Hamas. Do you think that art can play some kind of role to solve that kind of problems?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
I don't know that art can solve those problems. Those are very deep, very dangerous wars and conflicts and terrorism that we are seeing in the world today. But I think art can certainly help to soothe the kind of terrible feelings, the sense of fear and hatred and even suffering that people are going through in Ukraine and in the Middle East.
I'm hoping that there will be some opening, some slivers of light that will bring people to an understanding that will try to alleviate all that pain and suffering. Of course, it's very difficult when you have the war in Ukraine was started by the illegal and brutal invasion of Ukraine, by Putin's Russia. And this latest incident in the Middle East was started by a horrific terrorist attack into Israel.
I'm hoping that, people will be able to find ways to end those wars. But, until that happens, we have to defend freedom and values that are reflected in the arts.
About Israel and “Gaza Strip”
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
You just mentioned about that horrific terrorist attack in Israel. The situation in Israel and Gaza Strip is getting serious day by day. Now it's been said that the Israeli Force is about to start the ground operation. And the president Biden is visiting that region. How do you see the U.S. role to ease the tension between Israel and Hamas at this moment?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, I Don't know that you can ease the tension between Israel and Hamas, because Hamas is not a state. It’s a terrorist organization that has conducted a barbaric attack inside Israel. It's taken more than 100 people hostages, kidnaping them, taking them back into Gaza. I don't think there's any room for any kind of accommodation with Hamas. I think the leadership of Hamas has to be run down and eliminated in order for there to be peace for the people of Gaza, the Palestinians, and peace for the people of Israel.
You know, the United States has worked for a very long time to try to provide a peaceful resolution to the conflict in the Middle East. And my husband was very close to getting an agreement for a two-state solution. But at the end, the Palestinians are the ones who said no. And it was a very broad and generous offer by the Israeli government back in 2000.
I do think that once this latest crisis, hopefully is resolved by the very strong measures that Israel intends to take against Hamas, that all the rest of the Palestinians who are not members of Hamas, who are not violent, will have leadership that can try to bring a better life to them in the future.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Today the Japanese government has decided to send the humanitarian aid to the people in Gaza, and the amount is at $10 million. Japan has a very unique relationship with, of course Israel, and also with the Arab countries, including the Palestinians. Do you think that Japan can play some kind of role to this situation?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, first, I am very grateful for Japan's willingness to send humanitarian aid. The United States, as you know, is working very hard to open humanitarian corridors. to provide refuge to the people of Gaza who are trying to leave the areas where Hamas has such a tight control over the lives in North northern Gaza. And so, Japan is showing a great humanitarian concern by saying that they wish to help the people of Gaza.
I think that combined with other efforts from other countries, from international organizations, could really help in the coming days and weeks. The very serious threat that Hamas has posed to Israel has to be dealt with. Any nation would respond to try to eliminate that threat. But hopefully it can be done in a way that minimizes humanitarian and civilian losses and damage.
So that is something that Japan is a very important player in trying to achieve.
About Ukraine and Russia
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
And let me switch gears to the assistance to Ukraine. Now the U.S. is having difficulties to find a way to keep U.S. weapons flowing to Ukraine in its war with Russia because of the serious political upheaval in the House. How do you see the U.S., the future support to Ukraine? Do you think that's going to be decreasing?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
I don't. I think that eventually the Biden administration will get continued support for aid to Ukraine from the Congress. There is a leadership struggle taking place as to who will be the next speaker of the House of Representatives. But it's my very strong opinion that whoever ends up in that position will agree both to more aid for Ukraine and more aid for Israel.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
How about the Japan's role? Do you think that Japan should keep supporting Ukraine at the same level or much more?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, I think Ukraine needs all the help it can get. From your country, my country, the other countries that are supporting Ukraine, this is an essential struggle for us to be on the right side of. I know that Japan has provided significant aid to Ukraine. I hope that will continue. They are going to be facing another winter under attack from Russia.
Anything that can be done to keep the lights on, keep the heat on, keep energy flowing. Japan has been very generous in that area in the past year and a half.
So, yes, I think that we all should continue to support Ukraine. Ukraine did not ask to be invaded by Russia.
This is Vladimir Putin's obsession to try to reinstall the Russian empire in Europe.
He needs to be stopped because I spoke to a number of ambassadors here in Japan at an event that our U.S. ambassador had. We were talking about many of these issues, and they were ambassadors from literally every continent with all the concerns that are clear about both the Middle East and Ukraine. But the European ambassadors, in particular, know that Putin would not be satisfied with Ukraine.
We have to stop him and push him back and push him out of Ukraine. And that's going to take all of us.
About China
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
President Putin is now visiting the Beijing to meet Chinese President Xi Jinping in the forum of the Belt and Road Initiative. It's very rare case for Mr. Putin to get out of the country. How do you see that situation, the China and Russia getting closer and closer these days?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, the way I would describe it is, Russia is getting more and more dependent on China. They're getting close only because Russia needs the financial help, the provision of weapons, the support from China that Xi Jinping has been providing. I think that it is a very difficult relationship for them for different reasons.
As Russia gets more and more dependent because of the way sanctions are limiting their economy and they have not been as successful with their military, they are turning to Iran and China for support.
I think that they have received that. But I think that China is asking for a lot in return. China is turning Russia into a dependent nation.
I don't think that's in Russia's long-term plans to be so dependent upon China. But I also think the failures of the Russian military may have slowed down Xi Jinping in some of his aggressive plans, particularly related to Taiwan.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
You just mentioned about the relations with Taiwan. The Taiwan Strait crisis is a very serious concern among these regions. How imminent do you think the crisis of the Taiwan Strait would happen? Some the Pentagon high ranking official said it's going to come within a couple of years. Do you have the same feeling.
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, all I know is what Xi has said. He says he intends to reunite Taiwan with China. Now, what does that mean? Does that mean working through their political process to get a friendly government? Does that mean a cyberattack? Does that mean a naval blockade? Does that mean an invasion? We don't know. But I think you have to take Xi at his word.
He intends to make some kind of a move on Taiwan and it's important that this region and really the entire world try to send very strong messages to China that that would be a mistake. If you look at Ukraine, Russia thought it had a very powerful military. China thinks it has a very powerful military. But it turns out Russia's military was no match for Ukrainian defenders.
I think that must cause Xi to say to himself, well, how sure can I be about my own military? They've invested a lot of money. There's been a lot of growth. But is it really ready for a fight? He doesn't know that. And looking at Russia, he must be wondering, I think he looks and sees sanctions.
The world has sanctioned, Russian oil and gas. Well, the Chinese economy, which is already struggling, has a lot more goods that are produced there that can be sanctioned by the world. So, I think the Ukraine invasion and particularly Putin's confidence that he could win in a week has probably slowed down Xi's timetable. And therefore, I think Japan, the United States, other nations need to be very clear that we want to have a peaceful relationship with China.
We don't mind having a competition. That's healthy, compete for business, compete for influence. There's nothing wrong with that. But we want to prevent Xi from leading China into conflict in Asia, because again, when a leader decides to stay for life like Putin has and Xi has, they get very ambitious and their ambitions don't stop with Ukraine. In Putin's case, they don't stop with Taiwan.
In China's case, they are very overwhelming desire to dominate a region. And so the work that Japan and the United States and South Korea and Australia and others are doing together to send a very clear message to Xi that the rest of the Asia region is united, I think is very important.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Like you said, that in the Asian countries, they are creating a new framework to encounter the threat to threat of China. For example, the US, Japan and South Korea had a trilateral meeting in Camp David the other day and they agreed to oppose any China's unilateral action to change the status quo. Also, they agreed to have an annual joint military exercise.
How do you think this effect the trilateral framework?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
I think it's very important. You know, both Japan and South Korea are treaty allies of the United States. We value our relationships with both nations. And the fact that we are now in a trilateral relationship makes those even stronger. Those bonds, the ability to jointly plan to understand what the different needs of both Japan and South Korea are when it comes to defense, when it comes to really figuring out what China is up to.
I think that it was a really smart, strategic move for both Japan and South Korea to decide that they are going to work together to deter China, to deal with any threats coming from China. I think it strengthens our hand with respect to China in the region.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Now China is giving Japan some pressure on the import of the maritime products because Japan decided to flow the so-called treated water to the ocean. IAEA concluded that Japan's decision to release treated water was safe and the good evidence for the safety. But China is opposing that decision. And now China had to shut down all Japanese maritime products imports.
How do you see that China's strong reaction and how do you think that Japan should solve this problem?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
I think it's a propaganda ploy. I think that from what I know about the science and about what the IAEA has concluded, Japan has conducted a very careful and thorough analysis of how to do this. I think from what I'm told, it could serve as a model for other nations who might face some kind of similar problem.
I think China, in my view, is not really concerned about that issue. It's concerned about trying to make a political attack on Japan. I think Japan should stand strong on what it has concluded it will do, and I think that it should look for other markets. I know that the US ambassador to Japan is going to be working with Japan to buy more fish from Japan.
There's even evidence that the nuclear power plants that China has on its coastline are not discharging the waters from those plants in a scientific safe way. So, I think China is trying to divert attention away from the hard work that Japan has done to try to organize and control what you're doing, because they're not even doing what needs to be done.
In fact, if China cared about the environment, cared about what's happening in the seas, particularly with fish, they would come to Japan and they would say to Japan, help us make our discharges from our nuclear power plants along our coast safer. But they're not doing that because it's a political issue rather than a scientific issue in their eyes.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Let me ask about the decoupling with the Chinese economy and Western countries. Japan is now prohibiting to exports to any high tech. Semiconductors producing devices to China, that was a request from the US government to the Japan and Holland. US is keeping the same page now. Do you think that this kind of decoupling policy is working well?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, I don't know yet because it's still pretty new, and I understand why we would try to limit exports of advanced technology to China. China has taken a lot of technology and used it to create a surveillance state, to control their own population. I think that that limits the freedom of thought and speech and legitimate questions that could be asked of the Chinese government.
We know that they could use technology to suppress their own people, to build up their military, to pose a threat to Japan, the United States, others in the world. I think that limiting or preventing export of highly advanced technology to China makes sense right now. But I don't see why we would decouple on so many of the other goods that are part of the trade between our countries.
China needs to have economic activity because they have some economic stagnation. They have some high unemployment among their young people. We want to have trade with them, but we want it to be trade that is not going to threaten us because they use what we trade with them against us. That's why I think limiting the export of the high-tech items is right now a good idea.
About the Gender Gap in Japan
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Next, I want to ask you good advice to Japanese society. Japan is now said that the gender inequality. Gender inequality is a serious problem for Japan and it ranked 125 out of 146 countries in the World Economic Forum's global gender gap Index. In the political field, for example, the number of the female politicians is very low and there is no female vice ministers nor prime parliamentary secretaries.
What step do you think that Japan take to solve this problem? How about adopting a gender quota in Japan?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Well, I think Japan is making a mistake by not being more open to the contributions that Japanese women can make at the highest levels of Japanese politics. The issue of gender equality has been talked about here in Japan for number of years. I remember talking with the late Prime Minister Abe about it. He recognized that if Japan didn't utilize all of its talents, it wouldn't grow as fast and go as far as if it did.
Women are half the population. Women are highly educated in Japan. Women are highly competent. All of the Japanese women I know in government, in politics, in academia, in business, are extremely impressive. So why would you handicap yourself? I mean, to me, it's a self-interest argument. It's not just a nice thing to do to give women, particularly young women, but all women, a chance to fulfill their own aspirations depending upon their skills and their work ethic.
But it's smart for Japan. Everybody knows that you're coming out of a period of deflation. You're coming into a much more innovative, vigorous economic future. It would be really beneficial for Japan in both your political and your business sectors to knock down any barriers. When you talk about quotas, it would seem to me that the ruling party, the LDP, should be bending over backwards to get as many smart, effective women in as many high positions as they can.
It would be the same for corporations and others because diverse groups make better decisions. And when you have a mix of ages, men and women, different backgrounds, you get better decisions you want to position Japan for what it can be in the future. I'm hoping that some of the talk that I've heard about opening more doors for women becomes a reality because I think it's going to really be beneficial for Japan.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Like you said, if Japanese people open the door more, do you think the female prime minister will be nominated in the near future?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
You have a number of very highly qualified, impressive women in government and in politics. I can't predict if one would be nominated, but I certainly can predict if more women are in higher positions, it will be a more dynamic and a more effective political system for the country.
About Presidential Election 2024
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
I assume that you have been asked this question many times but let me ask you about this. In the coming U.S. presidential election, what do you think is the key for the next four years of the United States? Also, what if what is your stance for the reelection of the president Biden?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
I think President Biden will be reelected. I think that his record, his leadership has steadied the country after the four years of Trump. I think he has accomplished so much. Whether you're talking about rebuilding our infrastructure, positioning America once again in advanced manufacturing, especially in semiconductors, doing so much more to quickly transition to clean energy, which is something we've talked about but haven't done.
There's so much economic activity now underway because of the agenda that President Biden passed through Congress. I think that it's likely sitting here today it can change. That Trump will once again be the Republican nominee, and I believe President Biden will defeat him and be reelected. I think he deserves to be reelected.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Don't you have any intention to run as a running mate?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
No, no.
I'm going to be supporting President Biden and Vice President Harris.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Not for president?
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
No, I'm not going to run for president. No.
Possible U.S.-China summit meeting
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
What is the expectation for the upcoming summit meeting between President Biden and the Chinese president, Xi Jinping? President Biden said it's possible in the next months.
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
It is possible. They're hoping to do it in San Francisco. I'm hoping that it will lower the tensions. It will kind of create more of a rapport between President Biden and President Xi so that they can have more open conversations about some of the challenges that our relationship faces. That's my hope. I always think face to face meetings are useful because you learn really what's on the other person's mind, you can present issues, and you can look for responses to those issues.
And I hope that's what happens in this upcoming summit.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
I think time is up. Thank you for giving us such a great opportunity madam Secretary, and I hope to have you here again.
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Thank you so much, Toshi.
Toshiyuki Matsuyama Anchor of "Sunday News THE PRIME":
Thank you.
Hillary Clinton US Former Secretary of State:
Thank you.