イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエル軍は20日、ハマスから押収した武器などを公開した。FNNの山岸直人記者が取材した。

イスラエル軍がハマスから押収した武器を公開 10月20日
イスラエル軍がハマスから押収した武器を公開 10月20日
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公開されたのはハマスの戦闘員が今月7日にイスラエルを襲撃して以降、ガザとの境界付近の前線などで押収された武器や携行品など。

手榴弾1000個をはじめ、RPGロケット弾1000発のほか、自動小銃2000丁などが押収された。公開されたのは、全体の1%にすぎないという。

押収されたロケット弾など
押収されたロケット弾など

イスラエル軍の担当者によると、これらの武器は前線や市民の住宅、残された車両などから押収されたということだ。

押収品の中には、ハマスのマークが入ったデジタル時計があるが、これは時限爆弾に使われているということで、こうしたものが一般市民の住宅から見つかったそうだ。

デジタル時計がついた時限爆弾は一般市民の住宅から見つかった
デジタル時計がついた時限爆弾は一般市民の住宅から見つかった

押収された武器の多くはイラン製や、ハマスが製造したもの。

しかし、イスラエル軍担当者によると、赤い線が入ったロケット弾は北朝鮮が製造したものだという。

イスラエル軍によると赤い戦が入ったロケット弾は北朝鮮製だという
イスラエル軍によると赤い戦が入ったロケット弾は北朝鮮製だという

こうした武器が最も多く押収されたのは、ガザ地区中部と境界を接するベーリ。ここでは、ハマスの戦闘員およそ100人が殺害されている。

また押収品は武器だけではなく、防弾チョッキや医療キット、さらには点滴の器具などもあった。イスラエル軍は、ハマスが所有する武器の分析を進め、今後の戦闘を有利に展開したい考えだ。

押収武器について説明するイスラエル軍関係者
押収武器について説明するイスラエル軍関係者
国際取材部
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