パレスチナ自治区ガザで深刻な食糧不足が続く中、国連は1日、ガザに支援物資を届ける様子を撮影した動画を公開しました。
動画はOCHA=国連人道問題調整事務所が先月30日にガザで撮影したもので、飢えに苦しむ多くの人々が物資を積んだ車列を待ち構えている様子が記録されています。
車が近づくに連れて、どこからか群衆に対する発砲も確認できます。
しかし、車が目的地に到着する前に多くの人々が殺到し、積まれていた物資は降ろされてしまったということです。
国連は、群衆に対する発砲は、イスラエル軍が待機していた方向からだったとしています。
また「誰も食べるために命を危険にさらす必要はない」として人道アクセスの拡大や民間人の保護を呼びかけています。