山形・米沢市に新しい米沢市立病院と民間の三友堂病院が完成し、10月19日に落成式が行われた。建物が敷地内でつながる全国でも珍しい施設で、地域医療の拠点としての役割が期待されている。2つの病院はいずれも11月1日に開院する。

「命と健康守る役割をさらに充実」

完成したのは、米沢市立病院と民間の三友堂病院。いずれも老朽化が進んだため、米沢市相生町の市立病院の敷地内にそれぞれの病院を集約して建て替えられた。

19日に行われた落成式
19日に行われた落成式
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19日の落成式には両病院の関係者など約100人が出席し、地域医療の拠点となる新病院の完成を祝った。

建物は地上7階・地下1階で、公立と民間の病院が棟続きでつながる全国的にも珍しい造りだ。
転院などもスムーズに行うことができるメリットがある。

病床数は、市立病院が263床、三友堂病院が199床で、救急や手術といった「急性期医療」を市立病院が、リハビリなどの「回復期」を三友堂病院が担い、相互の連携を強化する。

米沢市立病院・渡邉孝男病院事業管理者
米沢市立病院・渡邉孝男病院事業管理者

米沢市立病院・渡邉孝男病院事業管理者:
1カ所である程度の診療が完結できる。市民の命と健康を守る役割をさらに充実させていきたい

2つの病院はいずれも11月1日に開院し、入院患者約270人もこの日に移動する予定。

(さくらんぼテレビ)

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