新潟市に老夫婦が営む昔ながらの町中華の店がある。イチオシは中国料理だが、一番人気だというメニューは、なんと「カツカレー」!愛されるそのカツカレーのおいしさのヒミツに迫った。
常連客絶賛! 町中華の“カツカレー”
新潟市東区に50年以上店を構える「三都」
のれんをくぐると、ダイヤル式の電話や歴史が刻み込まれたテーブル・イスが置かれ、昭和にタイムスリップしたような雰囲気が漂う。
![三都(新潟市東区)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/700mw/img_7550f3b669f10189fcdb02408d93b095261439.jpg)
中華鍋を振るのは、72歳の広井嘉明さん。「私は、この商売が好きだから、若い時は夢があった。自分の店をやるのが」
![広井嘉明さん](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/700mw/img_4b0ba9d355081304dfe97448710b0644193644.jpg)
ホテルで中国料理の腕を磨いた広井さんが夢を叶えたこのお店。一番人気は、なんと!カツカレーだ。この日も訪れた人の多くが注文していた。
![カツカレー(1080円)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/8/700mw/img_f8c690552c57d6e3713cf879810d47cd258752.jpg)
30年以上通っているという常連客は「私はこれ一択。これ以上おいしいカレーはいまだにない」と大絶賛!
![常連客](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/9/700mw/img_791ead5a8e5708844ae8b6e939c90342254607.jpg)
50年以上変わらぬ味 おいしさの秘密は?
そんなカレーのおいしさの秘密とは…カレーの具材は、豚バラ肉とバターでたっぷり炒めたタマネギ!
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/700mw/img_772d4c67b6f84edf3cfb01d35c0c1c44190232.jpg)
そこに加えるのは、鶏がら・豚がらなどを継ぎ足しながら煮詰めた中華スープだ。
![中華スープ](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/700mw/img_d0729c91b20880722358575038490ddc122460.jpg)
そして、味の決め手となるのは、ペースト状にしたクミン・ターメリックなどのスパイス!
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/700mw/img_f7807cee81c5fd003e4a78c067336b6a146583.jpg)
200g以上のロース肉は、注文が入ってから揚げる。
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ごはんを皿に盛るのは、妻・貞子さんの役割だ。
![広井さんの妻・貞子さん](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/700mw/img_32cccd084e298c9b0cf03468c4f30006248386.jpg)
大盛りのごはんの上に揚げたてのカツを乗せてカレーをたっぷりかければ、50年以上味の変わらない「カツカレー」が完成!
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カツはやわらかく、カレーは甘すぎず、ちょっとピリ辛。この辛さが食欲をかきたてる。
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50年以上、共に店を切り盛りしている広井さん夫婦。貞子さんに夫の料理はおいしいか尋ねると、「おいしいんでしょうね」と微笑んだ。
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長年の常連客からネットの情報で知り、訪れる若者まで多くの人の胃袋をつかんで離さない「三都」。常連客は「人生と共にある。50歳半ばだけど永遠にやってほしい」と話していた。
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一方、店主の広井さんは「父親が75歳まで現役でやっていたので、75歳以上はやっていきたい」と意気込んでいた。
(NST新潟総合テレビ)