史上初の八冠制覇を達成した藤井聡太八冠(21)が13日夕方、地元・愛知県名古屋市で凱旋(がいせん)会見を行った。
藤井聡太八冠が地元・名古屋で会見
13日午後5時ごろ、スーツ姿で会見場に現れた藤井聡太八冠は、深く一礼をした後、はにかんだ表情を見せた。

藤井聡太八冠(21):
2日ほどたちまして、実感や達成感が徐々に湧いてきたところと、やはり一方で重みというのもあらためて感じているところかなと思います。

13日は、師匠である杉本昌隆八段(54)から花束を贈られ、偉業達成を祝福された。

「八冠達成で喜ぶ人は?」と聞かれると、「まずはこの隣にいる方(杉本八段)でしょうか」と一番の笑顔で答えていた。
さらに終盤で大逆転できた秘訣(ひけつ)を語った。

藤井聡太八冠(21):
1つは平常心かなと思います。そうですね、この将棋というのはやはり、一局ごとにそう必ず、そうです。勝ち負けがつくもので。まあ今そのどんな勝負であっても普段と同じ気持ちで臨むということが心がけているところです。

将棋界では羽生善治九段に続いて2人目の快挙となる総理大臣顕彰の授与が決定したことについては…

藤井聡太八冠(21):
そうですね、本当に驚きの気持ちとともに大変光栄なことと受け止めています。これからもそのまま竜王戦であったり対局が続くことになるので、そちらでいい将棋を指したいという気持ちが一番強いかなと思います。
来週火曜日(17日)からは京都市で行われる竜王戦第2局で、八冠となって初の防衛戦に臨む。
(「イット!」10月13日放送より)
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