佳子さまは9月23日、「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出席するため鳥取県を訪問されました。

最初に足を運ばれたのは、多くの陶芸家が工房を構える鳥取市の西郷地区。
この地域では食育の一環として、小学生が地元の陶芸家の協力でオリジナルの茶わんを作り、毎週その器で給食を食べています。
佳子さまは、地元の小学生が自分たちで絵付けをした茶わんをご覧になりました。

裏には名前が彫ってあるなどの説明を受けられた佳子さま。
「このお茶わんでご飯を食べるのはどうですか?」と質問されました。
「おいしいです」という返事に、笑顔で頷きながら「そうですよね。自分でお名前を彫った茶わんで食べると、よりおいしいですよね」と話されました。

続いて、地元の窯元「因州・中井窯」の陶芸家・坂本章さんがろくろを回す様子を見学されました。

実際に土を触り「割と堅いんですね」と話されたということです。
「手話パフォーマンス甲子園」に出場する高校生たちへエール
この日の夜、ホテルで開かれた「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の交流会に出席されました。
交流会には大会に出場する高校生など252人が出席。
佳子さまは出場校の生徒代表と手話で懇談し、「緊張すると思うのですが、練習した成果を十分に発揮してきてください」とエールを送られました。

佳子さまは、9年前から毎年のようにこの大会に出席してこられました。

平成26年の第1回大会。
当時19歳の佳子さまは、母親の紀子さまと一緒に臨まれました。

その翌年の第2回大会には、お一人でご出席。
手話を使っておことばを述べられたのは、このときが初めてでした。

第10回を迎えた今回。
大会当日の朝、佳子さまは新型コロナへの感染が確認され、急きょ、大会を欠席されることになりました。
開会式では、スクリーンでおことばが紹介されました。
「本日は、突然出席することができなくなってしまいました。皆様にお会いすることが叶わず、本当に残念です」

宿泊先のホテルで5日間療養された佳子さま。
体調は無事に回復し、29日に鳥取から帰京されました。

(「皇室ご一家」10月8日放送)