10月5日に、山形市で「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が開幕した。2023年3月に亡くなった坂本龍一さんの最後のコンサートを記録した作品も上映されるとあって、会場には多くの観客が詰めかけた。

坂本龍一さん“最後の記録”

山形市の中央公民館にできた長い列。山形国際ドキュメンタリー映画祭の会場は、国の内外から訪れた観客で埋め尽くされた。

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この映画祭は、1989年に始まったアジア初のドキュメンタリー映画祭で、2年に一度開かれている。18回目となる今回は、コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催となる。

開場1時間前から長い列が
開場1時間前から長い列が

神奈川県から来た人に話を聞くと「今日の目当ては坂本龍一さんの映画。日本初公開ということで楽しみにしてきた」と笑顔を見せた。高畠町から来た人も「目当てはもちろん坂本龍一さんの映画。見たかった」と目を輝かせる。

開会式終了後の午後6時10分から特別上映が始まったのが「Ryuichi Sakamoto-Opus」。2023年3月に亡くなった音楽家・坂本龍一さんの最後のコンサートを記録したもので、上映されるのは“アジアで初めて”だという。

上映される作品は130超え

このほか、ロシアによる軍事侵攻を受けたウクライナの今を描く「東部戦線」や、大蔵村の肘折温泉で撮影され47年ぶりに発掘された1976年の作品「雪の詩」など、130を超える作品が上映される。

山形国際ドキュメンタリー映画祭は、10月12日まで開かれ、山形市の中央公民館のほか、フォーラム山形などの会場で行われる。

(さくらんぼテレビ)

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