物流業界での人手不足が懸念される「2024年問題」への緊急対策として、政府が、いわゆる「置き配」にポイントを付与する実証事業を検討していることがわかった。

「2024年問題」対応のため、「物流革新緊急パッケージ」取りまとめの方針
「2024年問題」対応のため、「物流革新緊急パッケージ」取りまとめの方針
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2024年4月からのトラック運転手の残業規制にともなう人手不足などに対応するため、岸田首相は、今週中に関係閣僚会議を開いて、「物流革新緊急パッケージ」を取りまとめる方針を表明している。

「置き配」選択の利用者にポイント付与の実証事業を検討
「置き配」選択の利用者にポイント付与の実証事業を検討

複数の政府関係者によると、運送業者の負担を減らすため、玄関前に荷物を置く「置き配」を選んだ利用者にポイントを付与する実証事業を行うことを検討しているという。

緊急パッケージには、「置き配」の実証事業のほか、11月と12月を荷主の不当な要求に関する「集中監視月間」とすることなどが盛り込まれる方向。

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政治部
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総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。