広島市の海岸に流れ着いたバラバラの遺体。両腕のない上半身の他に、山口県の海岸でも右足の一部が見つかっていた。

死亡した当時70歳の男性と、逮捕された31歳の男の間に一体何があったのか…。

頻繁に現場の住宅を出入り 容疑認める

広島市佐伯区にある事件現場の住宅は、ブルーシートで覆われ、入り口には規制線が張られて、捜査員が何度も行き来していた。

ブルーシートで覆われた事件現場
ブルーシートで覆われた事件現場
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逮捕されたのは、広島市のパート従業員・渡部大地容疑者(31)。

渡部容疑者は2021年10月、親族の住宅で刃物などを使い知人男性の遺体を切断、複数の箇所に遺棄した疑いが持たれている。

遺体は植木秀俊さん(当時70歳)で、事件と同じ時期に行方不明届が親族から出されていた。

事件現場と同じ地域の海岸で、両腕のない上半身の遺体が見つかる
事件現場と同じ地域の海岸で、両腕のない上半身の遺体が見つかる

行方不明の約1カ月後、海を隔てた山口県周防大島町の海岸で、右足の一部が見つかった。さらに2023年4月、事件現場と同じ広島市佐伯区の海岸で、散歩中の男性から「人骨みたいなものが打ち上げられている」と通報があり、両腕のない上半身の遺体が見つかった。

その後のDNA鑑定などで、これらが植木さんの遺体と判明。

DNA鑑定などで、発見された遺体は植木さんと判明
DNA鑑定などで、発見された遺体は植木さんと判明

31歳の渡部容疑者と当時70歳の被害者は、どのような関係だったのか。

警察によると2人は知人関係にあり、頻繁に現場の住宅を出入りしていたことが分かっている。
渡部容疑者は容疑を認めていて、警察は殺人容疑も視野に捜査している。
(「イット!」10月2日放送)

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