武見厚労相は1日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、アルツハイマー病の新しい薬「レカネマブ」について初期症状を訴えている人に有効だとして、効果が出る患者か検査できる医療機関から使われていくとの見通しを示した。
正式承認されたアルツハイマー病の新しい薬「レカネマブ」について、武見厚労相は初期症状を訴えている患者に使うことが効果的であることを明らかにした。武見厚労相は「相当早い段階でないとその効果が見込まれないので、きちんと検査する必要性がある。まずはそういう(検査)機材が揃っている医療機関で診断をきちんとやっていただいて、効果があるとみなされたところからまず使っていただく」と述べた。

また、アメリカでレカネマブの医療費が1人あたり年間390万円と高額になっていることについて、武見厚労相は「日本の今の薬価制度の中に溶け込ませていくか、これから12月までに考えないといけない大きな課題の1つ」と述べ、医療保険制度でカバーできるか検討していく考えを明らかにした。
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