株価を安定させるために不正に株価を操作したとして、金融商品取引法違反の罪に問われているSMBC日興証券の元副社長ら5人全員に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
SMBC日興証券元副社長の佐藤俊弘被告(63)や元専務執行役員のヒル・トレボー・アロン被告(54)、元部長の山田誠被告(48)ら5人は、2019年から2021年、特定の銘柄の株価が大幅に下がらないよう、大量の買い注文を入れたなどとして金融商品取引法違反の罪に問われています。
5人はこれまでの裁判でいずれも無罪を主張してきましたが、東京地裁は22日の判決で、佐藤被告とヒル・トレボー・アロン被告にいずれも懲役2年6カ月・執行猶予5年、山田被告に懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。