オウム真理教の教祖、麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の次男について、公安調査庁は22日、後継団体「アレフ」の指導者として「2代目グル」を自称し、組織を主導していると認定したと明らかにしました。
「アレフ」内部では松本智津夫元死刑囚の次男を後継者に据えようとする動きがあるとみられていましたが、公安調査庁は松本元死刑囚の次男が「2代目グル」を自称して実質的に組織を主導し、松本元死刑囚の妻が、それを補佐する役割にあると認定したと明らかにしました。
次男は2014年ごろから、アレフの意思決定に関与していて10年以上実態を隠して活動してきたということです。
4月には、妻と次男の自宅に埼玉県警が家宅捜索に入り、現金数千万円が見つかっています。
公安調査庁は22日、アレフに対し団体規制法に基づいて「再発防止処分」を継続するよう公安審査委員会に請求しました。