電飾が輝く、夜の遊園地。
しかし、アトラクションに乗っている人たちが全員、逆さまの状態になっている。

カナダ東部・オンタリオ州の遊園地で、9月23日午後10時40分ごろ、360度宙返りする乗り物が急停止する事故が発生した。

アトラクションの一番高い位置で、止まったままになってしまった
アトラクションの一番高い位置で、止まったままになってしまった
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「Oh!My God!」「No Way!」

その様子が撮影された動画には、園内にいた多くの人がアトラクションの周りに集まり、心配そうに見守る様子も映っていた。

心配そうに見守る人たち
心配そうに見守る人たち

撮影していた人によると、宙づりとなった乗客らは「降ろしてくれ」と叫んでいたという。

通常は数分以内に再開のはずが…

斧を手にした木こり風の男性が出迎える、このアトラクション。

斧をモチーフにした乗り物は、勢いよく上昇すると、視界は一気に地面から青空へ。
360度回転し、天地がひっくり返るようなスリルを体験できる。

今回は、この斧型の乗り物が、一番高い位置で約30分間停止してしまったのだ。

係員が乗り物から乗客を地上に降ろすことができたのは、午後11時5分ごろ。
それまで、乗客は逆さまの状態で足止めされていた。

地元メディアによると、この事故で、2人が胸の痛みや脚の感覚麻痺を訴えたという。

遊園地は「乗り物が途中で止まるのは、不具合ではなく、安全装置が作動しているということ」だとし、通常は数分以内に運転を再開しホームに戻ると説明している。

しかし今回は、運転再開まで30分近くかかっていることから、現在も、アトラクションは運行を中止し、調査が続けられているという。
(「イット!」9月27日放送より)

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