子供たちにメダルをかけていく女性。黒人の少女の番になるが・・・。

メダルをかけてもらえず、隣の女の子へ。女性は次々と、白人の子供たちの首にメダルをかけていくが、順番を飛ばした黒人の少女の方を見向きもしない。

黒人の少女は、他の子にメダルがかけられていく様子を、困惑した表情を浮かべながら見つめていた。
“人種差別”と批判相次ぐ
これは2022年3月、アイルランドの首都・ダブリンで行われた体操イベントでの表彰式の様子。

すぐそばにいるカメラマンなども、黒人の少女にメダルが渡っていないことを指摘するようなそぶりはない。

この様子がSNSを中心に拡散されると、黒人の少女にだけメダルがかけられないのは「人種差別だ」とする批判が相次いだ。
1年半後に“謝罪”発表
そして1年半が過ぎた今年9月25日、批判を受けたアイルランド体操協会は、黒人の少女と家族に対して、謝罪する声明を発表。

アイルランドの体操協会のHPより:
「あの日の出来事はあってはならないことであり、深くお詫び申し上げます。このようなことが二度と起こらないよう、私たちは全力を尽くします。いかなる形であっても人種差別を非難することを断言します」

この声明に対して、少女の母親は、「体操協会は世界中から非難を受けたため、謝罪をしてきました。“体操に参加する黒人の子供の安全を約束します”といった内容を期待したが、含まれてはいなかった」と、現地メディアを通じて、協会の対応を非難している。
(「イット!」9月26日放送より)
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