24日、東ヨーロッパ・コソボ北部の村で、警察官が襲撃される事件が起き、1人が死亡、1人がけがをした。

事件の背景には、この地域で長い間続く、さまざまな民族の対立があるとみられる。

コソボ北部の村で警察官が襲撃される

24日、東ヨーロッパ・コソボ北部の村で、警察官が襲撃される事件が起きた。

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この事件で1人が死亡、1人がけがをした。

襲撃したグループは、少なくとも30人。

銃撃戦の銃声が鳴り響いている
銃撃戦の銃声が鳴り響いている

近くにある修道院などに立てこもり、警察と銃撃戦を繰り広げた。

映像には、銃声が鳴り響く様子が収められていた。

襲撃グループのメンバー6人が拘束され、3人が死亡したという。

襲撃の背景に民族間の対立

背景にあるとみられるのが、この地域で長い間続く、さまざまな民族の対立だ。

コソボのあるバルカン半島は、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、かつては第1次世界大戦の引き金となった。

1999年の民族間の紛争の様子
1999年の民族間の紛争の様子

1990年代には、各民族の間で紛争が相次ぎ、コソボも2008年にセルビアからの独立を宣言。

しかし、セルビア側はいまだに認めておらず、緊張が続いている。

コソボ側は、今回の事件はセルビアが支援する部隊によるものと主張。

セルビア側は、コソボ政府に責任があるとしている。
(「イット!」 9月26日放送より)

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