秋篠宮家の長男、悠仁さまは9月6日、17歳の誕生日を迎えられました。
誕生日にあたり宮内庁が公開したのは、8月2日に茨城県つくば市の研究施設で、水田や果樹園をご覧になる映像です。

筑波大学附属高校の2年生になり、授業の難易度も上がる中、クラスメートと課題の解き方を教え合ったり、部活動のバドミントンでは、休み時間に自主練習をしたり、下級生にアドバイスしたりするなど積極的に取り組まれているということです。
皇族として活動の幅を広げられたこの1年
この1年は、皇族としての活動の幅も広げてこられました。
令和4年(2022)10月にはおひとりで伊勢神宮を参拝し、正倉院に関する特別展を鑑賞されています。

外国王室との様々な交流もありました。
令和4年(2022)10月、ブータンのソナム王女や幼い王子たちと面会されました。
また12月にはベルギーのアストリッド王女を、お住いの玄関で出迎えられました。

令和5年(2023)1月には、秋篠宮ご夫妻とともにJICAの海外移住資料館を訪問し、日本で働く日系人から話を聞かれています。

7月には、海外の高校生たちとご交流。
日本から多くの移民が渡ったパラグアイの文化に触れ、その翌週には、ブラジルから来日した日本語学校の生徒たちとも面会されました。

そして7月末には、鹿児島県で開催された「全国高等学校総合文化祭」へ。初めて秋篠宮さまの地方公務に同行されました。

開会式終了後に行われた高校生との懇談では、太鼓演奏を披露した生徒に「(音を)合わせる練習っていうのは、たくさんされたんですか?」と話しかけ「ぴったり合っていて」と感心されたご様子でした。

一泊二日の訪問で、同年代と積極的に交流された悠仁さま。
秋篠宮さまの振る舞いや姿勢を間近でご覧になり、多くのことを学ばれた様子でした。

お誕生日に際し、稲の品種改良や遺伝子解析などを行っている「農研機構」を見学された悠仁さま。
小学4年生の時に、自らの手で赤坂御用地の庭に水田を作って稲作に挑戦し、中学生になると、自由研究で稲の交配実験も始められました。

この夏案内役を務めた農研機構の矢野昌裕シニアエグゼクティブリサーチャーは、悠仁さまの交配実験の指導も行ってきました。
「(実験を教えた当時は)中学1年生で、植物に対する興味みたいなものが強かった。古い品種の短所を見ながら、積極的に改良するということに興味を持たれるのは、なかなか普通の中学生には無いかなという印象は持ちました」
「高校生になって、いわゆる積極性や、人との受け答えが、ものすごく成長されたのは実感しました」

充実した学校生活を送られている悠仁さま。来年には、成年皇族になられます。
(「皇室ご一家」9月17日放送)