山形・尾花沢市観光物産協会の60代の女性職員が、2019年度から2022年度までの4年間、小中学校や高校で花笠踊りの講師を務めた際の報酬を協会に入金せず着服していたことがわかった。女性職員は、9月12日付で懲戒解雇されている。
4年間で約16万円を着服
着服が明らかになったのは、尾花沢市観光物産協会の60代の女性嘱託職員だ。女性は2023年3月に定年退職するまでは事務局長を務めていた。

協会によると、女性職員は2019年度から2022年度までの4年間、小中学校や高校で花笠踊りの講師を務めた際、その報酬を協会に入金せず着服していたという。

2023年6月の通常総会で疑惑が浮上し、その後の内部調査で着服額が約16万円に上ることが明らかになった。
2019年度以前の着服疑いも浮上
さくらんぼテレビの取材に対し、女性職員は「個人として受けた仕事と、協会で受けた仕事が混在してしまった」などと説明しているが、協会は9月12日付で女性職員を懲戒解雇した。

女性職員が提出した資料では、着服が2019年度以前にも行われていた疑いも浮上していて、協会の三浦好昭会長は「着服額がさらに増える可能性がある。第三者委員会を設置するなどして実態を明らかにし、場合によっては警察に被害届を提出する可能性もある」としている。
(さくらんぼテレビ)
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