新潟県長岡市の山古志地区の養鯉場で、水不足の影響でニシキゴイの池にひび割れができていた。
さらに上越市では、水不足に苦しんだコメの収穫の真っ只中だが、空模様に気をもむ日々が続いていた。
ニシキゴイの池が干からびる
ニシキゴイの養殖で知られる、新潟県長岡市の山古志地区。

コイの池に、ひび割れができている。
3つの池の1つに水を集めてしのいでいるが、10月から冬を越すためにコイを移動させるハウスでは、全部で数百トン必要な井戸水がなかった。

かんの養鯉場・平沢和寛さんは、「ここに今度水を張るが、いま井戸水は全くない」などと、肩を落として話した。
5日午前10時過ぎの取材中、ついに待望の雨が降り出したが、数分でやんでしまった。
遅すぎた雨…コメ農家は「もういらない」
その頃、上越市では水不足に苦しんだコメの収穫の真っ只中だった。

待望の恵みの雨のはずだったが、コメ農家は「とにかく急いでいる。降ってきたら、もう刈れない」と話した。
稲が湿っているとコンバインの中で詰まり、故障の原因になる。田んぼの土も柔らかくなって、走りづらくなってしまうという。

コメ農家は「8月中には欲しかったけど、もういらない」と話した。
さらに、カラカラに乾いたコメは、急激に水を吸って割れてしまう恐れもある。空模様に、気をもむ日々が続いている。
(「イット!」 9月6日放送より)
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