兵庫・神戸の百貨店では、恒例の金の製品が大集合した展示会が始まった。”金”といえば、いま価格が最高値を更新中だ。一体何が起きているのだろうか。
大丸神戸店で「大黄金展」開催

大丸神戸店では、8月30日から金の製品、約1,000点が集まった「大黄金展」が始まった。展示されている黄金の龍は4,840万円。そして金に輝く刀は…なんと5,632万円だ。

なかでもひときわ目立つのが、高さ約1メートル、金箔約500枚を使用した「金箔ミッフィー」だ。

きらびやかなこのフロアで購入することもできるが、来場者は「とても手に入れられません、見るだけです。欲しいな、持って帰りたいな」と価格にあ然。
8月30日には1グラム1万50円に

金の価格は、8月29日に初めて1グラム当たり1万円の大台に。さらに30日も過去最高を更新し、1万円50円の値をつけた。
実は金は「安全資産」ともいわれていて、新型コロナやウクライナ侵攻などで世界情勢が不安定になり、注目が集まっている。

そんな中、展示会に併設された買い取り会場では…
買い取り業者:
お見積りですね、こちらがまず18金でございましたので、ちょうど17万円になりますけれども
金製品を売りに来た客:
そんなになるの?
買い取り業者:
きょうが一番、最高値です
金製品を売りに来た客:
それをちょっと聞いて来たんです
売りに来た人もびっくりのお値段だったようだ。この状況を受け、金を扱う業者は連日大忙しだという。

金製品を扱うSGC 土屋豊会長:
もっと上がるんじゃないかと思っている人たちが、ものすごい勢いで販売に来ている。要らない、不要になったものを売りに来る人も多いですし、金を買いに来られる方も非常に増えています
盛り上がりを見せる「金」市場。この金の高騰は今後どうなるのだろうか。
(関西テレビ「newsランナー」2023年8月30日放送)