家計を直撃するガソリン価格の高騰。15年ぶりの高い水準が続く中、少しの心がけでできるガソリンの節約術をJAFに聞いた。

家計に直撃…"ガソリン価格"高騰

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8月23日に発表された北海道内のレギュラーガソリンの平均価格は、前の週より1.2円高い1リットル182.1円。9週連続の値上がりで、15年ぶりに高い水準が続いている。

高騰の主な要因は、石油元売りへの「政府の補助金」が9月の終了に向け段階的に減少していることだ。

しかし、8月22日に岸田首相は10月以降も補助金を延長する方針を示した。

ドライバーからは…。

「フードデリバリーをやっているので高いのはきついです」(ドライバー)

補助金の延長には期待の声も聞かれる。

「安くなったら自分が買いたいものを買えるので期待したい」(ドライバー)

家計を直撃するガソリン価格の高騰。JAFに節約術を聞いた。

節約術その1「優しい運転」

JAFの担当者は、柔らかい発進を心がけることで燃費改善に効果があると言う。

「まずは、止まっている状態からの発進。5秒かけて時速20キロに加速が目安。柔らかい発進を心がけてほしい。10%近く燃費が改善された方もいる」(JAF 札幌支部 安藤純一 さん)

車は、発進する時に多くの燃料を消費するので、抑えるためには急加速しないことが大切なようだ。

走行中は無駄な加速・減速をなくすことで、郊外で6%、市街地で2%節約できる。停止する時は、早めにアクセルから足を離すことで2%燃費が良くなるということだ。

節約術その2「タイヤの空気圧」

タイヤの空気圧が低いとガソリンをより消費してしまうようだ。

適正な空気圧にすれば郊外で4%、市街地で2%燃費が良くなる場合がある。
ガソリンスタンドの点検サービスなどを利用すれば気軽に改善できる。

節約術その3「荷物を降ろす」

最後は無駄な荷物を降ろすこと。

100キロの荷物を降ろせば3%燃費が良くなる。

全てを実践すれば、単純計算で"25%"の燃費節約も可能である。
少しの心がけで節約できるガソリン。すぐに実践してみてはいかがだろうか。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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