静養のため、4年ぶりに長野県の軽井沢に滞在されている上皇ご夫妻。

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旧満州からの引き揚げ者が開拓した農地をご散策

23日午前10時ごろ、長野・軽井沢町の大日向地区を散策された。

浅間山の麓に広がるこの地区は、戦後旧満州から引き揚げてきた人たちが切り開いた農地。

昭和天皇が戦後の巡幸で訪れ、この地や、苦労を重ねた人たちに寄せる思いは、上皇さまにも受け継がれています。

昭和天皇がこの地を訪れた際、戦後苦労を重ねた人たちを思い詠まれた歌が刻まれている記念碑の前に、上皇ご夫妻は立たれた。

上皇さまも2003年、開拓者たちへの思いを和歌に詠まれている。

上皇さまが2003年に詠まれた短歌:
「開拓につくしし人ら訪ひ来れば雲を頂く浅間山見ゆ」

美智子さまが「今、青空が出てまいりました」と、上皇さまに話しかけられる場面もあった。

この後ご夫妻は、広大なキャベツ畑を訪ねられた。

美智子さまの手を握られる上皇さま。

美智子さまの手を握り、足元を気遣われる場面も

あぜの上の歩きにくいところでは、上皇さまが美智子さまに「大丈夫」と、足元を気遣われる場面も。

笑顔で美智子さまに語りかけられる上皇さま。そして、うなずきながら耳を傾けられる美智子さま。

これまでに何度もこの地区を訪問されているご夫妻。

さらに上皇さまが戦後、宮内庁の職員とともに野菜を育てた思い出を懐かしそうに振り返られると、美智子さまは「あの頃は食糧難だったから、ありがたかったですね」と応えられた。

上皇ご夫妻とつながりが深い軽井沢。初めて出会われたのが軽井沢のテニスコートだった。

ダブルスの試合で上皇さまと美智子さまが対戦したのがきっかけとなり、おふたりはおつきあい、そして結婚された。

たくさんの思い出が詰まった軽井沢。
上皇ご夫妻は、29日まで思い出の地・軽井沢に滞在される。

(「イット!」8月23日放送より)

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