「トイパ」とはトイレパフォーマンスの略で、便意を感じた時に効率的に成果(便)が出せて、スッキリしているかというもの。旅先では自分のタイミングで行けなかったり同行者が気になったり、何かと「トイパ」が低下しがち。快調に過ごすためのポイントを、医師に聞いた。
4つの指標
良い排便には4つの指標があるという。
●排便にかかる時間
●排便後の気分
●便のカタチ
●ニオイ
ちなみに時間は2~3分。バナナのような形で、ひび割れずニオイが強くない便がよいそう。
3人に2人が悩む
ウェルネス総合研究所によると、旅行先でこのトイパが悪くなる人が3人に2人ほどいるそう。そして「旅行時に不調を感じる事は?」という問いに対しても「便秘になりやすい」が最も多く、「食べ過ぎなどでお腹が痛くなりやすい」「下痢になりやすい」とトイレに関わる項目が上位にあがった。

様々な不調につながる
トイパが悪いことを、決して甘くみてはいけない。消化器内科の工藤あき医師によると「トイパが悪いということは腸の環境が悪いということ」だという。
腸の不調は、様々な病気につながっていることがわかっていて、アレルギーや自己免疫疾患、認知症や心の不調なども腸内環境と関係が深いといわれている。

効率的な成果を出すため
発酵食品と食物繊維水分を摂ること・・・中でもビフィズス菌入りのヨーグルトがオススメ。水分が不足すると便が硬くなるので、水やお茶は一日1.5リットル程度飲むことを意識すべし。
リラックス・・・腸はリラックスしないと活発に動かず、便意を感じないそう。ストレッチやヨガなどの運動趣味の時間を作ったり、お腹のマッサージをしたりしてリラックスする時間を作る。
睡眠・・・腸は寝ている時間に活発に動き、便をお尻のほうに移動させるそう。理想は7時間確保すること。

旅先でも出来る!トイパ向上法
いつも以上に食べすぎないこと・・・食べすぎは胃腸に負担がかかり下痢や便秘の原因となる。
宿泊先で部屋以外のトイレの場所を確認すること・・・誰かが入ってて入れない…ちょっと遠慮して入りにくい…ということがある。トイパ悪化の大きな原因は「我慢」とも言われている。我慢せずに行けるよう、部屋以外のトイレの確認を。
寝る前にお腹をマッサージ・・・ストレッチも効果があるそう。

旅先で快適に過ごすために「トイパ」も意識してみてはいかがだろうか?
(福島テレビ)