10日、ヘリが向かったのは、北海道蘭越町(らんこしちょう)の“あの”現場。

噴き出し続ける水蒸気が、変化していた。

これは発生直後の映像。水蒸気はまっすぐに上がり、やぐらをのみ込んでいた。

10日の映像と比べてみる。やぐらが見えている。しかし水蒸気が弱まったわけではない。
これは、水蒸気の向きを変える装置の効果。9日から稼働を始めた。

水蒸気が直撃しなくなったやぐらでは、クレーンからつるされたゴンドラに乗る作業員の姿が確認できた。
井戸に水注いで温度を下げて、水蒸気を止める計画
風向きが変わり、水蒸気に姿がのみ込まれる瞬間も・・・。

水蒸気の向きの変化は、噴出を止める作業の一部。今後、井戸に水を注ぎ、温度を下げて水蒸気を止める計画。

10日、井戸へ水が入れられる予定だったが、濃い霧などの影響で、11日以降に延期された。
(「イット!」8月10日放送より)