公明党の山口代表は9日、岸田首相と官邸で1時間ほど会談し、8月28日から30日にかけて、山口代表を団長とする党の中国訪問団として、北京を訪問することを報告した。

山口代表は会談後、記者団に対し、「習近平国家主席宛の親書を、総理にしたためていただくようお願いした。総理も検討しますと受け止めていただいた」と述べた。
習近平主席と面会できるかについて山口代表は「中国側から、事前に誰と面会するかは伝わってこない」と述べた上で、「従来も親書を直接お渡しできた時もあれば、そうでない時もあった」と語った。

また、福島第一原発の処理水の海洋放出に反対している中国への対応を問われた山口代表は、岸田首相が「政府の方針は変わらない」と述べたことを明らかにした上で、「あくまで政党外交のレベルで対応したい」と強調した。