軍によるクーデターで大統領が拘束され、外務省が渡航中止勧告を出した、西アフリカ・ニジェールの首都ニアメーから、在留日本人2人と外国籍の家族1人が退避した。

松野官房長官が会見で明らかにしたもので、フランス政府が手配した航空機により、ニジェールからパリに退避した。

クーデターが発生したニジェールの首都ニアメーの様子
クーデターが発生したニジェールの首都ニアメーの様子
この記事の画像(7枚)

1日時点で、ニジェールには約10人の日本人がいまだ滞在しているものの、全ての在留邦人とは連絡が取れていて、安全確保のための必要な支援を行っていることも明らかにした。

外務省HPより
外務省HPより

首都ニアメーに対して、日本政府は危険レベルを4段階で2番目に高い「渡航中止勧告」に引き上げている。

外務省として、ニジェールを管轄する在コートジボワール大使館と、在フランス大使館を中心に関係国と連携して「日本人の安全確保に全力を尽くしている」と述べた。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(7枚)
政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。