夏の高校野球県大会を制した日大山形高校・野球部が8月1日、甲子園に出発した。熱く、泥臭く、粘り強く戦って、目標の全国制覇に向かっていく。

誇りと感謝を胸に…2年ぶりの甲子園へ

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夏の甲子園には、2年ぶり19回目の出場の日大山形。1日昼前、部活動で来ていた生徒たちや保護者などが集まり、壮行式が行われた。

渡部正信教頭が「県代表として戦う誇りと感謝、そして相手チームに対する謙虚な心を忘れずにプレーしてほしい」と激励すると、キャプテンの今田歩希選手と荒木準也監督が意気込みを語った。

日大山形 3年・今田歩希主将:
スタメンのみならず、ベンチメンバー、そしてスタンドのみんな全員が主役。誰1人欠けることなく熱く戦い、またいい報告ができるよう、この場所に帰って来たい

日大山形・荒木準也監督:
熱く泥臭く粘り強い野球を展開していきたい。1日でも多く甲子園で戦えるようにベストを尽くして頑張る

大きな声援を受けながらバスに乗り込んだ日大山形ナイン。夕方に大阪入りし、2日は甲子園を見学する。

チームを引っ張る選手たちの誓い

出発を前にした7月31日。日大山形ナインは山形での最後の練習に臨み、ウエイトトレーニングで調整した。

2023年のチームで勝利への流れを作るのは、エースの菅井颯投手。県大会ですべての試合に登板し、184cmから投げ下ろすストレートはマックス147km。甲子園のマウンドでも活躍を誓っている。

日大山形 3年・菅井颯投手:
いいバッター・いいチームが甲子園ではいっぱいいると思うので、そういうバッターに向かって行ってアウトを27個取りたい

3番・レフトの大高海斗選手は、春の地区大会でデットボールを受けて手術し、今も右手首にワイヤが入ったまま。6月中旬から試合に復帰し、3番の主軸としてチームを引っ張っている。

日大山形 3年・大高海斗選手​:
甲子園では自分がもっと引っ張って、チームを勝たせられるようにやっていきたい

「高校生の能力は無限大」

県大会から約10日。わずかな期間でもレベルアップを図り、目指すのは全国制覇だ。

日大山形 3年・今田歩希主将:
1つ1つへの練習への意識・姿勢が変わったな、県大会を優勝して変わったと思う

日大山形・荒木準也監督:
初戦をしっかりと勝つことが大事だと思っている。1つ1つ勝つことによって高校生の能力は無限大だと思うので、チームとして飛躍できると思うので、まずは初戦を勝ち切りたい

全国大会は3日に組み合わせ抽選会を行い、6日に開幕する。

【追記】
3日の組み合わせ抽選会で、日大山形の初戦の相手は、岡山代表のおかやま山陽に決まった。
大会3日目(8日)の第3試合で戦う。おかやま山陽は、6年ぶり2回目の出場。

(さくらんぼテレビ)

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