苦手な場所に行くと勘違いしていた、柴犬の変わりっぷりが、X(Twitter)に投稿された。

ただの駐車場を動物病院と勘違いしてガクブルの麿さん 途中で気付いたのか安心のスヤァ

たぬ吉(@manmaru063061)さんは7月中旬、愛犬の麿くん(オス・14歳)と車に乗り、近所のコンビニエンスストアに出かけた。しかし、麿くんは苦手な動物病院に行くと勘違いしたよう。

駐車場に着いた麿くん。不安そうにしている
駐車場に着いた麿くん。不安そうにしている
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コンビニの駐車場に着くと、座席で小さく震え出したというのだ。窓の外を見て「クーン」と鳴き、不安そうにしている。心配になるが、もちろん、ここは動物病院ではない。

たぬ吉さんの膝の上で「スヤァ」した
たぬ吉さんの膝の上で「スヤァ」した

麿くんはその後、たぬ吉さんになだめられ、膝の上で安心して眠り始めたという。変わりっぷりと幸せそうな表情に、投稿には「良かったね!病院じゃなくて」といった反応が寄せられた。

動物病院が苦手なワンちゃんは多いが、麿くんはなぜ勘違いしたのだろう。落ち着かせるためにしたことはあるのだろうか。たぬ吉さんに聞いた。

ウキウキで乗ったけど…途中で病院と思った?

――麿くんと車で出かけた時の状況を教えて。

暑くてどこへも連れて行ってあげられていなかったので「少しでも気分転換を」と、近くのコンビニへ連れていきました。(麿くんは)車に乗るのは好きなので、ウキウキで乗っていました。

マイペースでおっとり。ビビりでもあるという
マイペースでおっとり。ビビりでもあるという

――麿くんはどんなワンちゃん?

マイペースでおっとりしています。お客さんが来ても居間でグーグー寝ています。ビビりでもあり、今は耳が遠くて聞こえないみたいなのですが、雷が大嫌いでした。病院も昔からガクブルでした。

手術で入院を経験。看病する様子
手術で入院を経験。看病する様子

――コンビニの駐車場でなぜ震え出したと思う?

もともと病院でお願いする爪切りが苦手でしたが、加齢で軟骨がすり減り、2023年5月ごろ、手術で入院したことで余計に苦手になりました。(動物病院とコンビニは)真逆ですが(行くのは)同じ車なので勘違いしたのかもしれません。動物病院だと、道中から震えて騒ぎます。

抱きしめて、お腹をトントンしたら「スヤァ」

――麿くんは「スヤァ」したが、どうやったの?

抱きしめて身体を温め、なでたり、揺らしたり、お腹をトントンしたりしてなだめました。夜寝る時に子守り歌を歌いながら、お腹をトントンして寝かしつけるのですが、なだめる時に同じ行動をしたから、安心して眠くなったのかもしれません。

普段の抱っこはこんな感じ
普段の抱っこはこんな感じ

――落ち着かせた後は大丈夫だった?

何事もなかったかの様にすましていました。

緊張感のない日々を送っているという
緊張感のない日々を送っているという

――麿くんは普段はどう過ごしている?

緊張感のないふにゃふにゃな日常を送っていて、食べることが大好きです。ご飯やオヤツを奪い合うこともなく、暑い日はクーラー、寒い日は暖房でぬくぬくと生活しています。

ずっと“フニャ~”と生きてほしい

――小さな頃と変わったと思うところ、変わらないなと思うところはある?

変わったのは、あまりぬいぐるみで遊ばなくなったことです。(昔は)引っ張り合いっこなどしていましたが今は体力が持たないのでしょう。変わらないのは食いしん坊なところです。知恵がついているので、あの手この手で強奪していきます。

子犬時代(左)と老犬になった麿くん
子犬時代(左)と老犬になった麿くん

――麿くんにはどう過ごしてほしい?

ゆっくり余生を過ごしてほしいですね。(ぬくぬくとした生活で)お顔もフニャ〜と気が抜けたようになっていると感じますが、ずっとそう生きてほしいと思います。

麿くんは車に乗っていて、手術のことを思い出したのかもしれない。ただ、たぬ吉さんに抱きしめられて落ち着いたようだ。体調に気を付けて、今後もまったりとした日々を過ごしてほしい。

(写真提供:たぬ吉さん)

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。