中古車販売大手のビッグモーターについて、保険の不正請求の他に、店舗前の街路樹が枯れているのが相次いで見つかり、長野県内でも松本市の店舗前で街路樹が枯れ、伐採されていた。管理する長野国道事務所が経緯を改めて調べている。

街路樹は伐採されて切り株だけ
長野県内にあるビッグモーターは4店舗。
松本店は国道19号線沿いにある。
その国道沿いには街路樹や植え込みがあるが、ビッグモーターの店の前で途切れ、街路樹は伐採されて切り株だけになっている。

この8年間に何があったのか
「グーグル」のストリートビューで確認すると、2015年9月には葉を茂らせた街路樹が数メートル間隔で並んでいたが…。
2年後の2017年7月には夏にもかかわらず、葉はほとんどなく樹勢が衰えているように見える。
そして、現在は切り株だけ。
この8年間に何があったのか。

疑われる事例は全国各地で…
7月25日、ビッグモーターの会見。
(記者)
街路樹に除草剤がまかれて枯れていたという疑惑は?
ビッグモーター・兼重宏行 前社長:
あの…環境整備で…
ビッグモーター・陣内司 管理本部長:
こちらの方で認識しておりますが、きちんと調査させていただきまして

ビッグモーターの店舗前の街路樹が枯れて伐採されたと疑われる事例は、全国各地で見つかっている。
店舗の点検で減点となる落ち葉などが出ないよう「除草剤をまいた」という証言があり、和泉新社長も「甘い認識で除草剤を撒き、影響を与えてしまったということはあると思う」としている。
松本店に取材を申し込むと「本社で対応する」と回答。
本社に電子メールで問い合わせると、「現在、事実関係を確認しております」との返信があった。

長野国道事務所「確認する」
管理している長野国道事務所は、伐採された経緯を現時点では把握しておらず改めて確認するとしている。
次々と明るみになる問題。
街路樹を店の都合で枯れさせたとすれば、これも前代未聞だ。

(長野放送)