国民民主党の玉木雄一郎代表は25日の会見で、9月に投開票される国民民主党の代表選挙に出馬する意向を表明した。
玉木代表は「衆議院選挙での議席増への取り組みを強化するため、党勢拡大へ引き続き責務を果たしていきたい」と語り、代表選への出馬を明らかにした。
その上で玉木代表は、4月の統一地方選挙を通じて地方での支持率などが堅調になり、議席数も増えたことを踏まえながら「足りない点、反省すべき点もあった」と自己評価。「党をアップグレードする機会に、この代表選を活用していきたい」と再選への決意を語った。
2020年の結党以来、党を率いてきた玉木代表は、野党でありながら予算に賛成するなど独自の路線をとってきたが、会見では「政策本位で協力できる政党とは、与野党を問わず連携する方針を貫く」と、改めて是々非々の立場を強調した。
代表選をめぐっては、日本維新の会と近いとされる前原誠司元外相の立候補も取り沙汰されている。近い将来の与党入りも噂される国民民主党にとって、与党に接近してきた玉木路線の是非が問われることになり、代表選の結果がそのまま党の未来を占う選挙となりそうだ。
代表選は、8月21日告示、9月2日投開票の日程で行われる。