言葉に込められた思いや気持ちを味わいながらお酒を楽しむことができる、素敵なギフトが登場した。

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サントリーの新サービスでは、ギフトを贈りたい相手に言葉を選ぶと、イメージに合ったお酒を提案してくれる。

サントリーは、そっと伝えたい思いや気持ちを16の言葉から選ぶと、言葉のイメージに合ったお酒を提案する、新しいギフト選び「酒ことば」を始めた。

ギフトには、お酒に16種類の「酒ことばカード」が添えられ、ギフトを受け取った人は、送ってくれた相手がどのカードを選んだのか、思いを馳せながらお酒を楽しむことができる。

サントリー戦略本部・宮元尚哉さん:
言葉から連想するイメージと、お酒それぞれが持つ個性だったりストーリーというのを結びつけ、こういった言葉・関係性ならこういうお酒がおすすめ、というところを選ばせてもらった。

商品の価格帯は1000円から9000円台で、Amazonの専用ページから購入できる。

お中元やお歳暮などフォーマルギフトの需要が減る一方で、気軽に贈り合うパーソナルギフトを贈る人は増えており、若い人たちがギフトを送るきっかけに、「酒ことば」を活用してほしいという。

「中元・歳暮」半減もギフト市場はプラス成長続く

「Live News α」では、マーケティングアナリストの渡辺広明さんに話を聞いた。

堤 礼実 キャスター:
新しい贈り物の提案「酒ことば」、いかがですか。

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん:
まず、相手への思いを表す「リスペクト」や、胸のトキメキを表す「きゅんです」などの言葉を選び、その言葉のイメージにあったお酒の提案があるのはゲーム性があり、若者のギフト需要への想起・購買にも繋がりそうだ。

昭和に一般的だった、上司や取引先などに贈る、「お中元・お歳暮」ギフトは、ピーク時の半分の市場となっている。

ところが、国内のギフト市場全体は3年連続でプラス成長が続いて、2023年は10兆6670億円を見込んでいる。

堤 礼実 キャスター:
なぜ、ギフト市場は成長しているのでしょうか。

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん:
「母の日」や「父の日」、あるいは「結婚記念日」などのメモリアルな日に、親しい相手にプレゼントを贈り合うカジュアルギフトの盛り上がりがある。

なかでも、若い世代を中心に、感謝や好意を伝えるギフトの存在感が高まっていて、これがギフト需要の伸びを支えている。

堤 礼実 キャスター:
何を贈ると喜んでもらえるのか、それを考えること自体、楽しかったりしますよね。

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん:
贈り物で大切なのは、何よりも相手に喜んでもらえること。例えば、今年のお中元商戦では
このところの厳しい暑さを意識して、ビール、そうめん、アイスクリームなど実需に即したカテゴリーが人気になっている。

また、最近の傾向として、ちょっとお世話になった方にささやかお礼を贈ると喜ばれるため、スマホを使って手軽にギフトを贈ることができる「eギフト」の利用が進んでいる。

気遣いが喜ばれる“ささやかな”ギフト

堤 礼実 キャスター:
確かに、「eギフト」、便利ですよね。

マーケティングアナリスト・渡辺広明さん:
私も「LINEギフト」をここ数年積極的に活用していて、電話取材に協力してくれた方に、200円程度のコンビニのコーヒーなどを贈ったりしている。

高価な贈り物と違い、相手が恐縮することもなく、ささやかではあるが、気遣いが喜ばれている。

また、相手の住所などを知らなくても、LINEのIDで贈れて、しかも1~2分で手続きが終了する手軽さがうけている。

「eギフト」は2025年度には、4千億円市場に成長するという試算もあり、カジュアルギフトの成長を後押ししている。

堤 礼実 キャスター:
ちょっとした御礼などの目的で贈り物をする際に、どの程度のものを送るか、悩んだことがある方多いと思います。

もらった側に気を遣わせずに、それでいて、喜んでもらえるものをという意味で、しっかりと感謝の気持ちを伝えることができて、遊び心のあるギフトの選択肢が増えるのは嬉しいですね。

(「Live News α」7月24日放送分より)

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