有事の際の「国民保護」を担当する松野官房長官は23日、日本国内で台湾からの距離が最も近い沖縄県の与那国島を訪問した。
日本最西端の島である与那国島は、海を挟んで台湾からわずか約110kmで、中国が台湾侵攻に踏み切った際の影響が懸念されている。

松野長官は23日午前、与那国町役場を訪れ、糸数町長と会談に臨んだ。
台湾有事を念頭に、町民の安全確保のあり方について、避難施設の確保などを含め意見交換する見通し。
松野長官は、政府として国民保護体制の強化と関係自治体への支援の推進に取り組む考えを伝えるものとみられる。
与那国島周辺では、2022年8月、中国が発射した弾道ミサイル4発が、初めて日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下している。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(6枚)