大手コンビニエンスストア「セブン-イレブン」で新たに発売されたツナマヨおにぎり。包装には「エンドウ豆加工品を一部使用しています」と書いてある。この新商品が私たちの食にかかわる様々な課題に深く関わっているというのだが、一体どういうことなのか。

エンドウ豆を加工した植物肉…お味は?

コンビニエンスストアの棚に並べられたツナマヨおにぎり。 実はエンドウ豆を加工した植物肉を原材料の一部に使った新たな「ツナマヨおにぎり」だ。

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記者リポート:
左が通常のツナマヨおにぎり、右がエンドウ豆を使用したツナマヨおにぎりです。見た目は変わらないですね

実際に食べ比べてみると…

記者リポート:
味はほとんど一緒ですね。植物肉の方はツナの触感をきちんと再現できています。おいしいです

マグロが足りなくなる…植物肉ツナを開発する背景に

しかし、なぜ人気1位、2位を争うツナマヨおにぎりの新商品を発売するのか。 背景には、マグロの消費量が多い日本ならではの「切実な問題」があった。

「使用しているマグロ、これが非常に原材料の供給が困難になってくるであろう。トップ売れ筋のツナマヨネーズ、お客様に愛していただけている商品をなくすわけにはいかない」(セブン-イレブン・ジャパン・木村好宏さん)

さらに、マグロを輸入する際のCO2(二酸化炭素)を削減することで、持続可能な社会の実現に繋げることが狙いだという。

開発期間はおよそ2年、50回もの試作を繰り返してようやく発売に至ったという「シン・ツナマヨおにぎり」。

コンビニの利用客は、「身近なところで環境を意識できるというのはいいんじゃないかと思います。ツナマヨ、おにぎりの中で一番好きなので(Q.買いたいと思う?)ちょっとだけ思います」と話した。

価格は通常のツナマヨおにぎりと同じ。新たな定番商品となるのだろうか?

(関西テレビ「newsランナー」2023年7月14日放送)

関西テレビ
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