優れた若手研究者などを表彰する「先端技術大賞」の授賞式が20日、行われた。
出席が予定されていた高円宮妃久子さまは、母、鳥取二三子さんの死去に伴う服喪により、出席を控えられた。

「独創性を拓く 先端技術大賞」は、優れた研究成果をあげた理工系学生と企業の若手研究者・技術者を表彰するもの。
これまで出席を重ねてきた久子さまは、18日に母・鳥取二三子さんが死去したことに伴い、喪に服しているため、急きょ出席を取りやめられた。

鳥取さんはこれまで度々式典に出席していたことから、冒頭、黙祷が捧げられた。
主催者は挨拶で「この賞に大変深いご理解をいただいておりました。ここに謹んでお悔やみを申し上げます」と述べ、鳥取さんを偲んだ。

今回は、新たな素材を使い脳の磁場を計測する方法を研究した東北大学大学院の赤松昇馬さんに文部科学大臣賞が贈られた。

また充電と放電を繰り返すことができる、次世代に向けた最軽量電池の素材開発に取り組んだ「株式会社ADEKA」に経済産業大臣賞が贈られた。