ジョーカーに扮した男が、電車内で火をつけるなどした事件で、被告の男は裁判で「死刑になりたくて、人を殺さないといけないと思った」と述べた。

事件を起こした直後、タバコを吸う服部被告。当日はハロウィーンだった(2021年10月)
事件を起こした直後、タバコを吸う服部被告。当日はハロウィーンだった(2021年10月)
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服部恭太被告(26)は2021年、東京の京王線の電車内で火をつけて、乗客12人を殺害しようとした罪などに問われている。

服部被告が火を付けた車両から逃げる、乗客ら(2021年10月 撮影:しずくβ)
服部被告が火を付けた車両から逃げる、乗客ら(2021年10月 撮影:しずくβ)

服部被告は被告人質問で「死刑になりたくて、人を殺さないといけないと思った」と動機を明かした。

法廷では、事件を起こした動機や「ジョーカー」に扮(ふん)した理由が語られた(18日)
法廷では、事件を起こした動機や「ジョーカー」に扮(ふん)した理由が語られた(18日)

また、小田急線の電車内で乗客が刺された事件を知り、「電車であれば逃げ場がなく、より多くの人を殺せるのではないかと思った」と述べた。

2021年、警察に連れられる服部被告
2021年、警察に連れられる服部被告

映画の悪役・ジョーカーに扮したことについては、「なりきろうという気持ちだった。人を傷つけることを何とも思っていない、その気持ちを持たないと殺人を犯せないと思った」と語った。

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社会部
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今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。