北海道の知床峠の道路に、ヒグマが現れた。

17日、午後1時半ごろ。北海道の東にある知床峠。そこにいたのは…

「クマじゃーん!」

ヒグマは車に怯えることなく、悠然と歩いている。車はヒグマを刺激しないよう、静かにバックした。ヒグマは、道路の外に行くと思われたが…

「どーすんの?どーすんの?来てる…」

ヒグマは車の方に向かって来た。後ろからは、別の車が迫っている。

ドライバーは、しかたなくアクセルをふかして追い払おうとしたが、ヒグマは全く気にしていないようだ。

ヒグマは車の横に来ると、チラリとこちらを見て、走り去った。
一列になって湖を泳ぐヒグマ
さらに9日、北海道・根室市のホテルでは、ヒグマの珍しい姿が撮影された。

それは、ヒグマが一列になって、風蓮湖を泳ぐ姿だ。

2頭は水しぶきを上げ、岸にたどり着くと、走り去った。

ホテルの経営者:
一番いい季節を迎えているから、クマが出るのは危険が隣り合わせ

根室市は、周辺の散策路を閉鎖すると共に、パトロールを強化している。
(「イット!」 7月18日放送より)