将棋の藤井聡太七冠は7月18日、新潟県で4連覇に王手をかけている棋聖戦の第4局に臨んでいる。次の第5局は地元の愛知県だが、果たして対局はあるのか。開催地は複雑な思いで対局を見守っていた。

前回はマボロシに終わった対局…

新潟県で行われている棋聖戦五番勝負の第4局では、藤井聡太七冠(20)がここまで2勝1敗と防衛に王手をかけている。18日、挑戦者の佐々木大地七段(28)に勝てば、棋聖4連覇が決まる。

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19日に21歳の誕生日を迎える藤井七冠は、午前のおやつに誕生日の前祝いのようにも見える大粒のベリーやイチゴが乗ったケーキを選んだ。

しかし今回、藤井七冠は若干不利とされる後手番だ。もしこの対局を落とすことになると、次の第5局は名古屋市中区大須の「万松寺」が会場となる。

副住職の伊藤さんに案内してもらった。

伊藤聖崇副住職:
ちょうどここの通風口が開いて、この上から天井カメラがぶら下がって、その真下に将棋盤がきます

Q.2週間はあっという間?

伊藤聖崇副住職:
何回もタイトル戦をやらせていただいているので

2年前の2021年、万松寺は第4局の舞台に決まっていたが、藤井七冠がストレート勝ち。用意していた扇子や法被など9点は「幻の記念グッズ」となり、苦い経験となった。

しかし、おやつは周到に準備していて、依頼しているのは中区にある「yama coffee」。名物の「パンダのマシュマロ」など、かわいいパンダスイーツが人気のカフェだ。

第5局で出す予定のおやつ「いたずらパンダのチーズケーキ」。レモン風味のレアチーズケーキに、チョコレートと生クリームでできたパンダが3頭もいる。

伊藤聖崇副住職:
いやぁ、食べるのもったいないですよね。食べるためにはフォークを上げないといけないんで、上げた瞬間に食べないといけない。藤井さんはどうしているんでしょうね、そういうの。(食べて)レモンのジュレなので、今の季節そのものというか

果たして「いたずらパンダ」は藤井七冠に会うことができるのか。

伊藤聖崇副住職:
私は対局会場を用意しているので、第5局までもちろん来てほしいので、今日は挑戦者の佐々木大地さんの方に肩入れしながら見ています

第4局は18日夜にも決着がつく見通しだ。

(東海テレビ)

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